M.マルケスがスプリント4連勝達成。小椋は7位でポイント獲得/第4戦カタールGP
2025年4月13日(日)2時47分 AUTOSPORT web

4月12日、2025年MotoGP第4戦カタールGPの2日目セッションがルサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスのスプリントではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が勝利を飾った。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は7位に入り、ポイントを獲得している。
今大会の欠場者は第2戦アルゼンチンGPのスプリントレースで負傷したミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)。オリベイラの代役は前戦に引き続き、アウグスト・フェルナンデスが務める。そして、開幕戦から欠場が続いていたホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が、今大会から復帰を果たした。
予選後、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)のスプリント欠場が発表された。チームの発表によると、ミルは胃腸炎にかかっており、日曜日の決勝レースへの出場を目指すべく、土曜日のスプリントには出場しないとのことだ。
予選ではマルク・マルケスが開幕4連続でポールポジションを獲得。アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が1列目に並んだ。
2列目はフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)の順。
3列目にはヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)、フェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が並んでいる。
Moto3クラスとMoto2クラスの予選を挟み、MotoGPクラスのスプリントが開催。気温は29度、路面温度は33度で、ドライコンディション。トップ3台のタイヤ選択は前後ミディアムだ。
11周のレースがスタートすると、グリッド順どおりマルク・マルケスがホールショットを奪い、アレックス・マルケスとクアルタラロが続く。
2周目の1コーナーでアレックス・マルケスが仕掛けるも、マルク・マルケスがトップの座を明け渡さない。その後ろではモルビデリがクアルタラロをかわし3位に浮上。トップ2台に食らいついていく。後方ではフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がスタートで順位をあげるも、3周目には小椋、さらにマルティンにもオーバーテイクを許し厳しいレースを強いられる。
6位争いはザルコ、アルデグエル、アコスタ、ディ・ジャンアントニオの4台による激しいバトルが展開されるなか、10位につける小椋もこの集団に追いつく。一方、今大会で復帰となったマルティンは、まだ体力が戻っていないようで次第に順位を落としてしまった。
6位集団を抜け出したアルデグエルがビニャーレスを抜いて5位に浮上。小椋もザルコ、そしてアコスタもパスし8位にポジションを上げた。9周目、ザルコにトラブルが発生しピットに戻っている。
先頭集団が1秒5ほどのギャップを保ちながら等間隔で周回を重ねていく。そんななか、3位のモルビデリにクアルタラとアルデグエルが接近し、三つ巴の状況でファイナルラップに突入した。
トップ争いは順位変動なくマルク・マルケスがトップチェッカーを受け、スプリント4連勝。2位にはアレックス・マルケスが続いた。熾烈な3位争いはモルビデリが制し表彰台を獲得している。
3位を目指したクアルタラロだったが、アルデグエルに最終コーナーでパスされて5位でフィニッシュ。アルデグエルは最高峰クラスで最高位となる4位を獲得した。
ディ・ジャンアントニオが6位に入り、小椋が7位、バニャイアが8位、マルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)が9位となり、ここまでがポイントを獲得している。復帰戦となったマルティンは最終的に16位でフィニッシュしている。