札幌市の「モエレ沼公園野球場」オープンセレモニーで元日本ハム・斎藤佑樹氏が始球式…国内最大級の球場に「すごく明るい未来」
2025年4月21日(月)6時40分 スポーツ報知
開設セレモニーで始球式を行った斎藤佑樹氏
札幌市東区のモエレ沼公園内に完成した「モエレ沼公園野球場」のオープンセレモニーが20日、行われた。
札幌市内で3か所目となった屋外硬式野球場は両翼101・5メートル、中堅122メートルで、プロ野球12球団の本拠地と比べても広く、国内最大級の規模となった。総工費は約37億3300万円で、バックスクリーンの電光掲示板や照明6基を設置。他に屋内ブルペン2か所も併設されている。
世界的彫刻家のイサム・ノグチが手掛けた公園全体の景観に沿うように、上空から見た球場全体の形が円になるよう設計。元々は軟式球場だったが、全面改修し、施設の向きを180度回転させ、右翼側には公園の象徴、モエレ山がのぞめるようになった。
式典には元日本ハム投手の斎藤佑樹氏(36)が訪れ、「子どもたち、野球好きの大人たちのためにも、こうした球場がたくさんできることはすごく明るい未来だと思う」とあいさつ。2021年10月に現役引退した翌日にモエレ山に登り、軟式時代の球場の写真を撮ったエピソードも披露した。式典後、旭川実高OBで元ヤクルトの牧谷宇佐美氏(44)を捕手にして始球式も行った。
球場は今月27日から稼働し、今年は10月15日にシーズンを終える予定。