広島・大瀬良 “マエケン超え”マツダ単独トップ46勝へ「早く追い越せるのに越したことはない」

2025年4月22日(火)5時45分 スポーツニッポン

 広島・大瀬良大地投手(33)が、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。先発が予定される23日ヤクルト戦(マツダ)で、同球場での勝利数単独1位を狙う。現在、通算45勝で前田健太(タイガース)と肩を並べるが、昨年8月31日の同戦での勝利を最後に同球場では4戦未勝利。今季初勝利もかけ、本拠地のマウンドに立つ。

 マツダスタジアムでの記録更新に向け、大瀬良が腕をぶした。

 「いつかは勝てるかなとかは思ったりはしているが、早く追い越せるのに越したことはない。一つ一つの積み重ねなので、次回の登板でそうなるといいなと思う」

 同球場での勝利数は通算45勝。前田健太と肩を並べており、23日のヤクルト戦で勝利すれば単独1位へ浮上する。14年4月2日ヤクルト戦のプロ初登板から救援も含め、今回が140試合目の登板となる。

 「ノーヒットノーランとかすごくいい思い出もあるし、1年目とかはアウト3つしか取れずに10点取られたこともある、いろんな思い出が詰まった球場。あのマウンドのすべてを知り尽くせていない感じがするので、もっと投げて、あのマウンドを知り尽くしたい」

 本拠地への熱い思いを語り、より一層の奮起を期した。前回16日の中日戦は8回2失点も敗戦投手に。味方打線が好機を逃した直後に先制点を献上した試合展開に、ベンチでは珍しく感情をむき出しにして悔しがった。開幕から登板した3試合全てでチームは敗戦。エースとして責任を痛感する一方で「結果的に負けはしたが、自分の中でつなげていけるかなと。収穫のある登板だった」と手応えも口にした。大瀬良が舞台裏を明かす。

 「登板前の準備の段階でシャドー(ピッチング)をするんですが、そこで感覚的につかんだというか“あっ、これだな”みたいなのが、ふと降りてきた。ずっと取り組んできたことって、こういうことなのかなと感じることがあった」

 先の中日戦は開幕前から課題だった立ち上がりを切り抜け、今季最長の8回まで投球を続けた。好感触をそのまま、今回の一戦にもつなげる構えだ。

 昨年8月31日のヤクルト戦で勝利したのを最後に、本拠地では4戦未勝利と苦難が続く。「勝っている状態で終わりたい。何とか勝ちきれるように頑張りたい」。チームは貯金4で首位をキープ。今季初勝利と本拠地46勝目を目指し、ヤクルト打線に立ち向かう。(長谷川 凡記)

スポーツニッポン

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