プロ野球平均年俸 過去最高4905万円もメジャーの約7億6000万円と格差...「売り上げが違う」
日本プロ野球選手会は21日、加入選手を対象とした年俸調査の結果を発表し、12球団の支配下登録725選手の平均が4905万円で最高を更新した。昨年の4713万円から192万円アップした。
プロ野球選手の平均年俸は上昇傾向になるが、メジャーリーグの今季開幕時の平均年俸は498万ドル(約7億6000万円)と現地メディアで報じられている。日本とは大きな格差があることが分かる。
選手会の加藤諭事務局次長は「売り上げ自体が違うので、そこが一番大きい。そもそもの売り上げが上がっていけば、選手の年俸も上がっていく」と説明。森忠仁事務局長は「全体としてもっとお金が入ってくるように我々も協力しながら、と思う」見据えた。米経済は好調なため企業の広告出稿が盛んで、全体で収入が伸びていることも要因となっている。
大リーグの年俸は90年以降、青天井で上がり続けている。日本で91年オフに落合博満氏(中日)が日本人初の年俸3億円プレーヤーになったが、大リーグで当時の最高がドジャースのダリル・ストロベリーの380万ドル(当時約5億円)と大きな差はなかった。昨年のNPB日本人最高年俸はヤクルト・村上と巨人・坂本の6億円で、ドジャース・大谷の約101億5000万円とは約17倍もの差が開いていた。