尚弥 ベガス戦に向け最終仕上げへ 日本フェザー級12位との6Rのスパー実施「かなり順調にきている」
2025年4月21日(月)21時25分 スポーツニッポン
◇世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ 統一王者・井上尚弥《12回戦》WBA1位ラモン・カルデナス(2025年5月4日 米ラスベガスT—モバイル・アリーナ)
プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで、5月4日(日本時間5日)に米ネバダ州ラスベガスで行われるWBA同級1位ラモン・カルデナス(29=米国、26勝14KO1敗)との防衛戦に向け、スパーリングを実施した。
日本フェザー級12位の高優一郎(横浜光)と6ラウンドのスパーリングを実施。近日中にも渡米予定で、国内での最終仕上げに入っている。
以下はスパーリング後の井上のコメント。
——減量とスパーリングで疲労がたまっているのでは
「疲労はピークですね。それはこの時期、いつも通りのこと。逆に順調だなと思っています」
——日本ランカーの高優一郎選手とは今回3回目のスパーリングと聞く。1ラウンドごとに考えながら実戦に取り組んでいるようだが
「まあ具体的には言えないですけれど、1つ1つ考えながらやっていますね」
——それはカルデナスを想定してか
「そこは頭に入れつつもあるし、自分の動きを確認する部分もあるし、いろいろなイメージしながらやっていますね」
——あと1回スパーリングし、国内調整は打ち上げると聞く
「かなり順調にきていると思います。自分自身、かなり良いと感じています」
——今回、新たにしたヘアカット&カラーに意図はあるのか
「特に、髪の毛の色に意味はないです。気分なので(笑い)」
——約4年ぶりとなる米ラスベガスの試合。特に持参するものは
「特にはないですね」
——米国での調整イメージは
「何となくですけど、プランというかはイメージしている。まあ普通に練習するだけなので」
——コロナ禍とは違い、今回はファイトウィークがある
「そういう行事は楽しみですよ。ファンの方の前での行事になるので。1つ1つのイベントを楽しみたいなと思います」
▼大橋秀行会長 今日のスパーリングも言うことないですし、調子もバッチリと言っていい。本人の疲れはピークだが、それが調整が順調だということを証明していると思う。