井上尚弥、フェザー級日本ランカーと6Rスパー「かなり順調」 ラスベガスでは「1つ1つのイベントを楽しみたい」
2025年4月21日(月)21時22分 スポーツ報知
スパーリングを行った井上尚弥(大橋ジム提供)
◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥—ラモン・カルデナス(5月4日=日本時間5日、米国ネバダ州ラスベガス)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が21日、WBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に向け、横浜市の所属ジムで、日本フェザー級12位の高優一郎(23)=横浜光=と6ラウンドのスパーリングを行った。同ジムの大橋秀行会長(60)が明かした。
あと1回スパーリングを行い、国内でのトレーニングを打ち上げる予定。大橋会長は「今日のスパーリングも言うことないですし、調子もバッチリと言っていい。本人の疲れはピークだが、それが調整が順調だということを証明していると思う」とコメントした。
以下、スパーリング後の井上の一問一答。
—減量とスパーリングで疲労がたまっているのでは。
「疲労はピークですね。それはこの時期、いつも通りのこと。逆に順調だなと思っています」
—日本ランカーの高優一郎選手とは今回3回目のスパーリングと聞く。1ラウンドごとに考えながら実戦に取り組んでいるようだが。
「まあ具体的には言えないですけれど、1つ1つ考えながらやっていますね」
—それはカルデナスを想定してか。
「そこは頭に入れつつもあるし、自分の動きを確認する部分もあるし、いろいろなイメージしながらやっていますね」
—あと1回スパーリングし、国内調整は打ち上げると聞く。
「かなり順調にきていると思います。自分自身、かなり良いと感じています」
—今回、新たにしたヘアカット&カラーに意図はあるのか。
「特に、髪の毛の色に意味はないです。気分なので(笑)」
—約4年ぶりとなる米ラスベガスの試合。特に持参するものは。
「特にはないですね」
—米国での調整イメージは。
「何となくですけど、プランはイメージしている。まあ普通に練習するだけなので」
—コロナ禍とは違い、今回はファイトウィークがある。
「そういう行事は楽しみですよ。ファンの方の前での行事になるので。1つ1つのイベントを楽しみたいなと思います」