井上尚弥の対戦相手・カルデナス、スポーツ報知紙面を手に改めて打倒モンスター「私もファイター」
2025年4月25日(金)5時20分 スポーツ報知
自身の記事を掲載したスポーツ報知を手にするカルデナス(宮田有理子通信員撮影)
【米ロサンゼルス23日=宮田有理子通信員】世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が、試合で21年6月以来4年ぶりに米国に上陸した。ロサンゼルス国際空港からロス市内のジムに直行し、5月4日(日本時間5日)のWBA世界同級1位ラモン・カルデナスとの4団体統一王座4度目の防衛戦へ向けて練習を公開。70人を超える日米の報道陣の前で「自信しかない」と力強く話した。その後はプライベートジェットで決戦の地ラスベガスへ移動した。
* * * *
井上に挑むカルデナスが、スポーツ報知紙面を手に、改めて打倒モンスターの思いを強くした。
ジョエル・ディアス・トレーナーと自身の単独インタビュー記事が掲載された今月2日付と8日付紙面を手にした挑戦者は、初対面した井上の第一印象を聞かれると「かっこいい男だなぁ」とニヤリ。王者への敬意を示したが、同時に「自分が今、WBA1位という位置にいることにも理由がある」と力を込めた。
公開練習で軽快に動いたカルデナス。「最高の状態の井上が目の前にいるはずだと覚悟している。でも、私もファイター。どんなことにも対応し、自分の仕事を貫きます」と言い切った。
25日に12回のスパーリングで仕上げる予定。“波乱請負人”と呼ばれるディアス氏は「井上はモンスターだが、彼にとってラモンはモンスター。我々は熱い砂漠のジムでモンスターを育てている」と自信を見せた。