大谷翔平、7回に四球でチームの逆転呼び込む 天敵・今永昇太は攻略ならずも…また存在感を発揮
2025年4月23日(水)10時52分 スポーツ報知
◆米大リーグ カブス—ドジャース(22日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、敵地・カブス戦に「1番・DH」で先発出場。2点を追う7回無死一塁の第4打席は2番手右腕のB・ケラーから四球を選んで出場5試合連続出塁。カウント3—1からの5球目がストライク判定となり、一塁に歩き出していた大谷は3度ジャンプして納得のいかない様子だったが、結局6球目を冷静に見極めた。その後、相手の失策とフリーマンの2点二塁打でチームは逆転に成功した。
復帰2戦目で“パパ1号”を狙う大谷は、カブス先発の今永昇太投手(31)とは3月18日の東京シリーズ開幕戦以来の対戦だった。この日まで通算7打数無安打の天敵を相手に、この日も初回先頭の第1打席は三失、2回2死の第2打席と5回先頭の第3打席は空振り三振に倒れた。対今永は10打数無安打となった。
大谷は真美子夫人(28)の出産立ち会いのため、18日(同19日)から産休制度「父親リスト」入り。すると、19日(同20日)には自身のインスタグラムで愛妻が第1子となる女児を出産したと発表した。赤ちゃんの両足に夫婦とみられる手を添えた“3ショット”も公開し「Welcome to the Ohtani Family!(大谷家へようこそ!)」と記した。さらには「愛する妻が健康で美しい娘を産んでくれたことに心から感謝しています。娘よ、私たちをとても緊張させながらも、最高に幸せな親にしてくれてありがとう」などと英文で喜びをつづった。
18、19日のレンジャーズ戦は欠場。2試合続けて出場しなかったのはド軍移籍後初めてのことだったが、ロサンゼルスから19日(同20日)夜にテキサスに到着し、チーム合流。弾丸日程だったが、20日(同21日)の同戦で3試合ぶりに復帰した。結果は3打数無安打と“パパ初安打”はお預けとなったが、8回無死一塁で四球を選び、決勝点を演出。改めて、その存在の大きさを示した。敵地ながら「翔平パパおめでとう」といった祝福のボードを掲げるファンが押し寄せるなどお祝いムード一色となっていた。
クラブハウスでも同僚らの祝福ラッシュを受けた背番号17について、ロバーツ監督は「無事に戻ってきてくれて良かったし、健康な赤ちゃんが生まれたことが何よりもうれしい」とほほ笑んだ。一方で復帰戦の内容に関しては「2日間の休養があったせいか、少し気負いすぎていたように見えた」と指摘。シカゴで休養日だった21日(同22日)を挟み、この日はいつも通りのプレーをできるか—。父親としての強さを発揮したいところだ。