山崎伊織 開幕28回連続無失点も「いつかは打たれると思うので」と冷静 大城卓の一発には大喜び

2025年4月23日(水)23時5分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人2—0中日(2025年4月23日 東京D)

 巨人の山崎伊織投手(26)は23日の中日戦(東京D)で再三ピンチを招きながらも5回5安打無失点と粘投し、開幕から28回連続無失点の球団タイ記録を樹立して降板した。

 0—0での降板のため、勝敗は付かず。チームは0—0のまま迎えた8回、一塁手として出場していた大城卓三捕手(32)に劇的な決勝2ランが飛び出して2連勝を飾っている。

 4回の1死満塁というピンチも無失点でしのぐなど粘りに粘った山崎。開幕から4戦4勝とはならなかったが、昨季まで“イオタク”バッテリーを組んでいた東海大の先輩・大城卓の一発にはベンチで誰よりも大喜びした。

 試合後は、「初回球数増えちゃったし、ランナーも出ちゃったし、そのなかで本当に甲斐さんがちょっと引きたい場面でもジェスチャーで伝えてくれて、そういったところに今日は助けられて、なんとか粘って、5回しか投げてないですけど、試合はつくれたかなと思います」と振り返った。

 珍しく2四球を出した初回だけで28球。4回も28球を投じ、5回で103球を投げての降板だった。

 「球数も多かったので、いっても次6回までだと思ったので、なんとか…そうですね、なんとか粘れたんじゃないですかね」

 4回のピンチで甲斐にかけられた言葉については「言うことはないかなと言われて」と明かし「あとはいくところでちゃんといけるかどうかだと思うんです。正直状態もあんまり良くなかったですし、真っすぐも通ってないなかで、甲斐さんからそういう時もあると思うから、そうしたら例えば高さだけ間違えないようにするとかコースとかそういうふうに切り替えて、なかなか真っすぐが通らない、変化球も角度ないってなかでちょっとこう少し考え方変えて、そういったところで勝負していこうと言っていただけたので粘れたのかなと」とした。

 この日の5回無失点降板で、開幕から28回連続無失点。2007年高橋尚成の球団記録に並んだ。

 次回登板で新記録挑戦となるが、「もっと(記録を)している方はいるので、次、点を取られた時の気持ちをしっかり持って投げられるかだと思うので。いつかは打たれると思うので、まあそこじゃないですか」と冷静そのもの。「取られた時に気持ちをどうもう一回入れて投げられるか」と続けた。

 今後に向けては「状態良くないなかで、なんとか、まあ5回しか投げてないですけど、なんとかピンチを粘った結果チームは勝てたので、野手の方に助けられてばっかりですけど、先発としてこれからも頑張っていきたいと思います」と話していた。

スポーツニッポン

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