【ラグビー】U20日本代表候補に飛び級招集の高校生コンビ SH荒木奨陽とCTB林宙が生き残りへ意欲

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　関西で合宿中のラグビーU20日本代表候補は23日、大阪市住之江区のドコモ大阪南港グラウンドでリーグワン2部の大阪と練習試合を行い、17—33で敗れた。

　スクラムやモールなどセットプレーで劣勢に立たされ、前半は0—12。ただ、後半に入ると左右への素早い展開やモールなどから3トライを挙げ、見せ場をつくった。今回のメンバーに飛び級で招集されている高校生コンビ、SH荒木奨陽（あらき・しょうや、17＝中部大春日丘高）とCTB林宙（はやし・そら、17＝京都工学院高）も出場。大学生らとともにリーグワン相手に戦った。

　速い球出しでリズムを生んだ荒木は「案外、やれるなというのはあるけど、一つ一つのプレーの正確さがまだ足りない」と現状を分析。林も「まだフィジカルが足りないと思った」とリーグワンとの差を肌で感じた。ただ、一つ上のカテゴリーでも気後れはなく「（5月の）大分合宿に残れるように頑張りたい」と声をそろえた。

　昨年度はU17日本代表に名を連ねた2人は、冬の花園で対戦。京都工学院が15—7で勝利した。両校は今年3月の選抜大会でも対戦し、京都工学院が13—12で再び中部大春日丘を下した。「次は絶対に負けない」と意気込む荒木だが、現在は高校生が2人だけとあって「ずっと一緒にいる」と笑う。

　今合宿を経て編成されるU20日本代表は、5月16日にニュージーランド学生代表と大分で対戦する予定で、その一戦が大きなターゲットとなる。30人超えのメンバーも25人に絞り込まれる見込みで、25日にリーグワン2部花園、27日にリーグワン1部神戸との練習試合が組まれている。高校生コンビもアピールを続ける。