【阪神】通算320勝の“精密機械”小山正明さん、90歳で心不全のため死去と球団発表
2025年4月24日(木)17時33分 スポーツ報知
小山正明氏
阪神は24日、球団OBで歴代3位の通算320勝を挙げた小山正明さんが18日、心不全のため、都内の病院で死去したと発表した。90歳だった。通夜、告別式は家族葬ですでに執り行われた。
小山さんは高砂高から53年に阪神入団。「精密機械」と評された抜群の制球力を武器に、62年には27勝をマークして、沢村賞を受賞した。64年に山内一弘との「世紀のトレード」で東京オリオンズ(現ロッテ)へ移籍。73年、大洋(現DeNA)へ移籍し、同年限りで引退。引退後は阪神、西武、ダイエー(現ソフトバンク)で投手コーチなどを務めた。
通算856試合登板でプロ野球歴代3位320勝、史上唯一の両リーグ100勝を達成。2001年に野球殿堂入りした。
阪神の粟井球団社長のコメントは下記の通り。
「突然の訃報に驚いています。数々の大記録を打ち立てられた選手時代だけでなく、コーチとしても長きにわたりタイガースの礎をお築きいただいた方だと思っています。故人の飽くなき勝利への意思を我々がしっかりと引き継ぎ、今シーズン必ずやリーグ優勝、そして日本一を奪還できるよう、チーム・フロント一丸となって戦ってまいります。心よりご冥福をお祈りいたします」