箱根駅伝予選会は10月18日開催 今年から暑熱対策で午前8時30分スタートに変更
2025年4月24日(木)19時50分 スポーツ報知
24年の第101会箱根駅伝予選会で一斉にスタートする各大学の選手たち
箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は24日、第102回箱根駅伝予選会(東京・立川市など)を10月18日に開催することを発表した。日程は例年通りだが、スタート時間は今回から暑熱対策として1時間5分早まり、午前8時30分に変更されることが3月25日に発表されていた。
各校12人以下がハーフマラソンを一斉スタートし、上位10人の合計タイムで本戦出場権を争う箱根駅伝予選会は例年、選手が心身をぎりぎりまで追い込み、激しいレースが展開される。
特に昨年10月19日に開催された箱根駅伝予選会は季節外れの暑さに見舞われ、消耗戦となった。気温は午前9時35分のスタート時で23・2度、レース中に25度を突破し、夏日になった。ハーフマラソンを走るには過酷な条件だったことはタイムによってはっきりと表れた。トップ通過した立大のタイム(10時間52分36秒)は、一昨年の予選会(スタート時の気温15・8度)では25位相当。10位通過した順大のタイムは一昨年の34位相当だった。距離がハーフマラソンに延長された18年以降、トップ通過のタイムと最下位通過のタイムは、いずれも最も遅かった。
スタート時間が早まることによって、安全、かつ、レベルの高い争いが期待される。青学大の監督で、関東学連の箱根駅伝対策委員会の原晋委員長は「これからも選手ファーストの視点でさまざまな改革をしていきます」と説明している。