開幕から阪神に4連敗、せっかくのアピール機会も…阿部巨人を悩ます「イキのいい若手問題」

2025年4月26日(土)12時13分 ココカラネクスト

阿部監督も若手の伸びしろを求めている(C)産経新聞社

 巨人は25日の阪神戦(甲子園)に1−4と敗れ、これで対阪神には開幕から4連敗。同記録は1957年以来、68年ぶりの屈辱となった。

 先発の赤星優志は初回に大山悠輔に適時打、3回に相手主砲、佐藤輝明に3ランを許すなど粘れず。4回6安打4失点でKO。

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 打線も相手先発、村上頌樹の好投の前に6回に1点を奪うのがやっと。この日から助っ人のトレイ・キャベッジが1軍復帰と明るいニュースもあったが、首位奪回となった阪神に投打で力負けとなった。

 劣勢のチームで頭を悩ませているのは「イキのいい若手問題」にもある。

 昨年はチームの救世主となったエリエ・ヘルナンデスが攻守ともにふるわず、このカード前に今季初の二軍落ちとなった。また外野布陣においては当初の開幕構想であった、丸佳浩、キャベッジを欠く戦いが続く中で、この期間は定位置奪取を目指す若手にとっては絶好のアピール機会となるはずだった。

 しかし、なかなか、ここまで存在感を示す若手が出てきていない。

 25日の試合、「8番・左翼」で先発したプロ4年目の岡田悠希は3回の第1打席をニゴロ、5回の第2打席に空振り三振を喫し、2打数ノーヒット、かわってレフトに入った佐々木俊輔は2打数1安打となった。

 最近は2番打者としても堅調な働きを見せている若林楽人がこの試合でも移籍後初となるセンターを守り、打撃でもマルチ安打を記録と気を吐いたが、生え抜きの若手外野手はここにきて、高卒3年目シーズンとなる浅野翔吾が異例の3軍落ちとなるなど、伸び悩んでいる現状がある。

 まだシーズンは序盤。ここから巻返す時間は十分にあるが、かねてからのチーム課題「1軍と2軍の差」を埋めない限り、今後もリーグ連覇、日本一への道はけわしくなってくる。

 ヤングジャイアンツの奮起を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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