巨人・田中将大 3回8安打3失点降板で日米通算199勝目ならず 中13日登板も初回5連打で3失点
2025年5月1日(木)19時6分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—広島(2025年5月1日 東京D)
巨人の田中将大投手(36)が1日に出場選手登録され、同日の広島戦(東京D)で今季3度目の先発登板。初回いきなり5連打で3点先制を許すなど3回8安打3失点で降板し、2試合連続で日米通算199勝目を逃した。
4月17日のDeNA戦(東京D)で初回に2点先制を許すと、2回にも4点を失って2回7安打6失点KO。移籍後初黒星を喫した。翌18日には、登板前の予定通りに出場選手登録抹消。この日は中13日で先発マウンドに上がった。
阿部慎之助監督(46)が「もし、マー君がダメだったらヨコ(横川)を入れる」と内容次第では先発ローテーションから外れる可能性も示唆して臨んだ一戦。
だが、初回いきなり捕まった。
1番・小園は初球スプリットで一ゴロ、2番・矢野は7球目の外角低めスライダーで見逃し三振に斬って取り、順調に立ち上がったかに見えた。
だが、この2死走者なしから3番・野間にカーブを中前に運ばれると、4番・末包に145キロの低め直球を中前打されて2死一、二塁。5番・坂倉に146キロの高め直球を中前適時打とされて開始から18球で1点先制された。
さらに6番・ファビアンには低めスライダーを中前打されて2失点目。7番・菊池には146キロの高め直球を左中間に打ち返されて23球で3点目を失った。
ここで杉内投手チーフコーチがマウンドに向かい、8番・田村を申告敬遠して2死満塁。9番に入っている相手先発右腕・ドミンゲスを二飛に打ち取って攻守交代となったが、ベンチに戻った田中将はバスタオルで何度も顔の汗をぬぐった。
2回は1死から矢野、野間に連打されて一、二塁。2死一、三塁から坂倉を二ゴロに仕留めてこの回は無失点で切り抜けた。
主砲・岡本の一発で2回に1点返して1—3で迎えた3回は、1死から菊池にカットボールを中前打されて2打席連続安打を許し、田村には四球を与えてこの回も1死一、二塁のピンチ。
ドミンゲスには送りバントさせず2死としたが、続く小園にはストレートの四球を与えて2死満塁。ここで杉内投手チーフコーチがマウンドに向かい、ブルペンは慌ただしくなった。
それでもここは矢野を遊飛に打ち取り、無失点。だが、ベンチに戻ると阿部監督に肩を叩かれて降板となった。
投球内容は3回で打者20人に対して69球を投げ、8安打3失点。2三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は148キロだった。
▼田中将 チームに迷惑をかける形でマウンドを降りてしまって悔しいです。