八村塁「本当に残念」 23得点の躍動も悔しさを吐露...レイカーズ1回戦敗退「リバウンド取れなかった」
2025年5月1日(木)14時36分 スポーツニッポン
◇NBAプレーオフ1回戦・第5戦 レイカーズ96ー103ウルブズ(2025年4月30日 クリプト・ドットコム・アリーナ)
レイカーズの八村塁(27)が4月30日(日本時間5月1日)、西プレーオフ(PO)1回戦第5戦の本拠地ウルブズ戦に先発出場。豪快なダンクシュートや今季最多タイの5本の3Pシュートを含む23得点の躍動を見せた。しかしチームは大接戦の死闘に競り負けて1回戦敗退が決定した。
「本当に残念です。まさか1回戦で敗退するとは思っていませんでした。シリーズが始まる前は良い感触を持っていました。少し悲しいです」。
試合後に言葉を選びながら悔しさを口にした。背水の陣で臨んだ本拠地での第5戦。チームは第1Qに最大14点リードを許す苦しい立ち上がりとなった。第2Qには一時3点差まで詰め寄ったが、10点ビハインドで前半を折り返した。第3Q開始からレブロン・ジェームズが連続得点。チームにエネルギーを注入すると、残り3分から八村のアリウープダンク、ドリアン・フィニースミスの3Pシュートの連続得点で試合をひっくり返した。1点を争う展開で第4Qに突入した。しかし大接戦の展開で競り負けてホームアドバンテージがありながらも、1回戦で姿を消すことになった。
その中で八村は39分26秒出場。23得点4リバウンドをマーク。シュートは16本試投で9本成功。FG成功率は56.3%。3Pシュートは8本試投でチーム最多の5本成功。3P成功率は62.5%を記録した。
「ポストシーズンでのパフォーマンスのことを考えると、スコアでわかる通りリバウンドが取れなかった。誰かがリバウンドを取る必要があるんです。私がその一人にならないと。もっと積極的にならないといけなかった」とポストシーズンを総括した。
今季開幕前はパリ五輪に出場。その後はレブロン・ジェームズと一緒にトレーニングを実施したという。「チームとしての役割を渡された中で体作りとか、そういうところを意識しましたし、シーズンもスターティングでずっと試合も出るってことわかってたので、長い時間試合に出れて、80試合できるっていう目標をしてやってたので、その中でその体作りを意識してやってました」と説明した。
今季からチームを率いたJJ・レディック監督からもシーズン前から信頼された。開幕から先発に定着してチームに貢献。「全てにおいて重要な役割を果たしていたと思う。JJからは“守備ではアグレッシブに、リバウンドではアグレッシブに”と基本的に言われていた」と明かした。
最後に「まず体をケアして、疲れが溜まってると思うので、それをやってからの自分のどういうふうに方針していくかっていうのも決まると思うので、そこをしっかり自分でも考えていきたいなと思います」と来季に向けた準備についても語り、会見会場を後にした。