【ラグビー】静岡ブルーレヴズ・三浦駿平が３日・浦安戦で３年ぶり出場…故障乗り越え「やってきたことを１００％出し切りたい」

居残りでタックル練習に励むレヴズの三浦（カメラ・里見　祐司）

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　ラグビーリーグワン１部で４位の静岡ブルーレヴズは３日にヤマハスタジアムで最下位１２位の浦安を迎え撃つ。初の４連勝に向けて、チームは１日、ヤマハ大久保グラウンドでの練習を公開。メンバーも発表され、左ロックに三浦駿平（２８）が入った。２２年４月のトヨタ戦以来、３年ぶりの出場だ。

　三浦は身長１８７センチと大型で、早大４年時に全国大学選手権優勝に貢献。だが近年は右腕や顎の骨折でリハビリ生活が長かった。今季は筋力アップなどの体づくりを徹底。ようやく得た出番に「やってきたことを１００％出し切りたい」と気合を入れ直した。

　レヴズは週の最初にメンバー２５人が発表され、試合に向けて準備する。選ばれなかった選手は「モーターズ」と呼ばれ、相手チームの戦術を分析し、実戦練習で再現してレギュラー組と体をぶつけ合う。「いろんな選手のラインアウトプレーを演じることで、引き出しが増えました」と三浦。藤井雄一郎監督（５５）も「一生懸命頑張る選手。チームにエナジーを与えてくれると思う」と期待した。

　レギュラーシーズンは残り２戦。勝利を重ねて、１７日開幕のプレーオフに勢いをつけたい。三浦は４月３０日が誕生日で「家族とお祝いしました」。浦安戦を新たな一歩にする。（里見　祐司）

　〇…３月の埼玉戦で右膝を負傷したＣＴＢシルビアン・マフーザ（３１）が、６試合ぶりに復帰する。突破力が光るベテランはホーム最終戦に向けて「ファンに恩返しがしたい」と勝利を誓った。以前は編み込んだドレッドヘアや短髪スタイルだったが、今季はスキンヘッド。「老けて見えるって妻に言われたので変えたんだ。シャワーのあととか手入れが楽」とニッコリ。クワッガ・スミス主将との「南アフリカライン」でトライを狙う。