タイガース指揮官 前田健太にDFA通達の際のやりとり明かす「いつも通り礼儀正しく接してくれた」
2025年5月2日(金)9時47分 スポーツニッポン
タイガースは1日(日本時間2日)、前田健太投手(37)をDFA(出場選手登録の前提となる40人枠から外す措置)にしたと発表した。
地元紙「ザ・デトロイト・ニュース」は、A・Jヒンチ監督がスコット・ハリス球団社長とともに1日(同2日)の午前中に前田に球団の決断を伝えたと報道。指揮官はその際の前田とのやりとりについて「彼は調子が上がらず、もっと貢献できなかったことに失望していた。彼は予想通り、いつも通り礼儀正しく接してくれた。しかし、彼にとってフラストレーションがたまる時間だった」と明かした。
前田は今季、先発ローテーション入りを目指したが、開幕から中継ぎに回された。今季はここまでに7試合に登板し、0勝0敗。計8回を投げ9安打(1本塁打)、8奪三振、7与四死球、防御率7・88だった。メジャー10年目で通算成績は68勝56敗、防御率4・20。チームは今季、19勝12敗と好調で、1日時点でア・リーグ中地区の首位を走っている。
ヒンチ監督は「彼を軌道に乗せることができず、彼自身も軌道に乗れなかった。悪い組み合わせだ。ここでは成長した選手たちの成功例がたくさんある。残念ながら今回はうまくいかなかった。今春の彼は動きも投球も素晴らしく、とても期待していたが、シーズンが始まると調子を落とし、春の彼とは違う姿になってしまった」と残念がった。