“快足”アピール成功に「オー、キム・ヘソン」と韓国メディアが歓喜　米記者「降格される前にチャンスをつかむ必要がある」

キム・ヘソンがメジャー初盗塁を決めた(C)Getty Images

　ドジャースに今季新加入したキム・ヘソンが現地時間5月4日（日本時間5日）、敵地でのブレーブス戦に9回代走で途中出場。1点を追う無死一塁の場面でメジャー初盗塁をマークした。

【動画】キム・ヘソンがメジャー初盗塁！二塁にヘッドスライディング

　さらに、ウィル・スミスが空振り三振に倒れた際に捕手がボールをはじくと、一塁に送球する隙をついて三塁へと進塁する好走塁を見せた。これで一死三塁と同点の好機を演出したが、後続が倒れて得点には至らなかった。

　韓国メディア『OSEN』は早速反応を示し「オー、キム・ヘソン、メジャー初の盗塁」と感嘆の声を上げる記事を掲載。「キム・ヘソンがメジャー初の盗塁に成功した。しかし、ドジャースは8連勝に失敗した」と、惜しくも勝利にはつながらなかったが、26歳の活躍を称えていた。

　トミー・エドマンが右足首の炎症で故障者リスト入りしたため、キムは前日にメジャーに初めて昇格して守備からデビュー。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、「MLB昇格後のキム・ヘソンに対するドジャースの計画は？」と題した記事を掲載している。

　記事では、「ドジャースは2025年シーズンに向けてキムを新たな二塁手として起用する計画を立てていたようだが、この春、打撃で苦戦したため、チームは計画を変更した」と説明。今回の昇格で、デーブ・ロバーツ監督は「今のところはベンチから出て、いろいろなポジションを埋めることになると思う。でも、彼に先発出場してもらえるように努力するつもりだ」と、スタメン出場する可能性も口にしている。

　米カリフォルニア州地元ラジオ局『ESPN』のブレイク・ハリス記者は自身のXで「マイケル・コンフォートがベンチを温める一方で、キム・ヘソンは明日スタメンに名を連ねるはずだ」と、スタメン出場の可能性を綴ると、「守備とスピードを考えると、彼は降格される前にチャンスをつかむ必要がある」と、今回のチャンスを確実にものにする必要があると投稿した。

　勝利にはつながらなかったものの、持ち味の快足を披露し、アピールに成功したキム。ドジャースのスタメンに名を連ね活躍する日は近そうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]