綱取りの大関・大の里、出稽古で琴桜に10勝6敗 「生ぬるい体から、本場所用の体に」幕内最重量からの減量に手応え

2025年5月5日(月)17時52分 スポーツ報知

琴桜と16番取った大の里

 大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)で横綱昇進に挑む大関・大の里(二所ノ関)が5日、千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古に訪れ、部屋の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)と16番取って10勝6敗と勝ち越した。

 1日の二所ノ関一門の連合稽古を体調不調で欠席し、2日の横綱審議委員会による稽古総見(国技館)では6勝10敗と、調整の遅れが懸念されていた。この日は立ち合いから力強く踏み込み、左おっつけを封じられると、左巻き替えからのもろ差しも試みた。「総見の時の体と本当に違う。今は稽古しているなという体になってきたので、徐々に状態は上がってきている。残りは限られているが、しっかりとやるべきことをやって、初日に間に合うようにやりたい」と、充実した表情で振り返った。

 他の力士とは2番しか取らず、大関同士で黙々と番数を重ねた。「同じ一門で、先輩大関でもあるので、意識するものもある。連合も参加できず、大関とは総見の時もそこまでやっていなかったので、やっておきたかった」と語った。

 2日の稽古総見から、部屋の稽古が休みだった3日には境川部屋に出稽古し、4日連続で相撲を取る稽古をして調整のペースを上げてきた。先月30日に幕内最重量の191キロを記録した体重は3、4キロ絞れたといい「最初の生ぬるい体から変わってきているし、動けている。体重も徐々に落ちてきているので、本場所用の体になってきていると思う。あとは体調管理をしっかりしたい」と意気込んだ。

スポーツ報知

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