大谷 有言実行の朗希援護弾 インスタで後輩の初勝利祝福 3安打に指揮官も納得「本当にいい状態」
2025年5月5日(月)1時30分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース10−3ブレーブス(2025年5月4日 アトランタ)
ドジャースの大谷が“約束の一打”で援護した。1—1の3回先頭で右腕シュウェレンバックの真ん中低めのカーブを払った。ポイントを近くまで呼び込んだ分だけ打球は高く舞い上がり、中越えに決勝8号ソロを叩き込んだ。
初回は2球で追い込まれてもファウルで粘り、6球目の直球を中前へ。4回は打球速度110マイル(約177キロ)の痛烈な打球を再び中前に運び、続くベッツの二塁打で一塁から一気に生還した。
佐々木が前回登板した4月26日のパイレーツ戦後に「次の試合に期待したいし、その試合で打てるようにまた頑張りたい」と誓っていた通りの大暴れ。同郷・岩手の後輩に当たる佐々木の登板日の本塁打は、3月19日の東京ドームでのカブスとの開幕第2戦以来2本目、マウンドにいる間は初めてだった。試合後に更新したインスタグラムでは、ウイニングボールとメンバー表を持って喜ぶ佐々木の画像に拍手の絵文字を添えて祝福した。
3安打は6試合ぶり今季5度目。リーグトップの35得点でリードオフマンとして存在感を発揮し、デーブ・ロバーツ監督は「本当にいい状態。スイングの途中で体が開いたりせず、ボールをバットにしっかり乗せて、最後まで振り切って中堅方向に打てている。そして、打球も非常に強い」と称賛した。 (奥田秀樹通信員)
≪試合前ブルペンで151キロ≫
大谷は試合前にブルペン入り。マーク・プライアー投手コーチを左右の打席に立たせるなど35球を投げ込んだ。直球、ツーシーム、スプリット、カットボールを交え、最速は94マイル(約151キロ)。ブルペン入りは投手調整を再開した開幕後は8度目、「父親リスト」から復帰後2度目。デーブ・ロバーツ監督は地元テレビ中継内でのインタビューで球宴後となる見込みの投手復帰について「自然な流れを見れば、まだ数カ月かかる」と明かした。