ド軍指揮官 救援陣の投球回リーグトップの代償?「まさにその通り。我々が直面している現実」
2025年5月7日(水)12時35分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース4—5×マーリンズ(2025年5月6日 マイアミ)
ドジャースは6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦で延長10回にサヨナラ負け。今季マ軍に初黒星を喫した。
ドジャースは6回に大谷が10号同点ソロを放って2—2の同点に追いついた。さらに、3—4の7回1死一塁でも大谷が右翼線へ適時二塁打を放し、再び試合を振り出しに戻した。
4—4のまま、試合は延長戦に突入。無死二塁で始まるタイブレークで10回表、ドジャースは得点できなかった。
その裏、ドジャースは無死二塁からストワーズを申告敬遠で歩かせ無死一、二塁にすると、ラミレスに右前打を許し無死満塁にピンチを広げた。ここで右翼手・パヘスをベンチに下げ、テーラーに交代。内野5人態勢の“奇策”を取った。ただ、次打者・サンチェスが放った打球は無情にも二遊間をすり抜け中前へ。三塁走者が生還し、サヨナラ負けを喫した。
試合後、報道陣から「これまで多くのブルペン投手を投入してきたことの代償が出始めているのではないか?」と問われたデーブ・ロバーツ監督は「まさにその通り。今日は登板できない投手が何人かいましたし、これがまさに先発投手が長いイニングを投げられなかったり、球数がかさみすぎて6回、7回まで持たない場合に生じるコストです。そうなると、どうしてもリリーフ陣に負担がかかってくる。それが今、我々が直面している現実です」と認めた。
さらに「ブルペンの投球回数でリーグトップになっている。こんな戦い方が持続可能な形なのか?」と問われると「絶対にそんな形は望んでいません。もちろん、先発一人ひとりの健康管理をしつつ、同時にブルペン陣の負担も考慮して、うまくバランスを取ろうとしています。登板間隔や登板の重要度を考えて、できる限り分散させていくことが必要です。ですから、ブルペン投球回数でリーグをリードしたいなんていうのは全くない。むしろ、避けたいことです」と投手陣の起用法の改善を誓った。