ド軍指揮官 パヘスの今季ド軍野手最速158キロスローに驚き「99マイルは初めて。本当に印象的」
2025年5月7日(水)12時18分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース4—5マーリンズ(2025年5月6日 マイアミ)
ドジャースのアンディ・パヘス外野手(24)が6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦に「2番・右翼」で先発出場。第1打席でフレディ・フリーマン内野手(35)の先制打を呼び込む二塁打を放つと、3回1死一塁の右翼守備では本塁打性の打球を右翼フェンス際で好捕し、併殺に仕留めて攻守で存在感を示した。しかし、チームは延長10回無死満塁でパヘスを下げ、クリス・テーラー外野手(34)を内野に入れて内野5人シフトの勝負手に出たが、サヨナラ負けを喫した。
パヘスは初回、大谷が見逃し三振に倒れた後の打席で右翼線二塁打。3番フリーマンが一、二塁間を破る適時打を放ち、先制のホームを踏んだ。
右翼守備では3回1死一塁で9番ヒックスが右翼フェンス際へ大飛球。パヘスはこの打球を追って右翼フェンス際まで下がると、フェンス際で大飛球を好捕し、一塁のフリーマンに向かって98.5マイル(約158.5キロ)のレーザービームでスタートを切っていた一塁走者を刺した。この送球はドジャースの野手では今季最速の送球となった。
パヘスは佐々木朗希の登板時に3度、フェンス際でスーパーキャッチを披露しており、またも塀際の魔術師ぶりを発揮した。
試合後、デーブ・ロバーツ監督はパヘスの超美技について「アンディの守備は本当に素晴らしかったですね。あのプレーは実に見事で、我々が試合に踏みとどまる上で非常に大きな意味を持ちました。特にあのダブルプレーは非常に重要な場面でのものでしたし、彼は今、非常に良いプレーを続けています」と称賛した。
送球速度が約99マイルを記録したと振られると「彼が強肩なのは知っていましたが、99マイルも出るとは思っていませんでした。これまでは96〜97マイルくらいのスローは見たことがありましたが、99マイルは初めてです。本当に印象的でした。守備の内容も素晴らしかったですし、送球のコントロールも正確で、何より非常に力強かったです」と驚きの表情を浮かべていた。