ド軍投手陣「故障者多発」で生み出される“負の連鎖” ブルペンの酷使と先発投手の早期降板で「成功を維持できない」

2025年5月9日(金)17時36分 ココカラネクスト

指揮官も頭を悩ますのが投手陣の故障者多発の問題だ(C)Getty Images

 ドジャースの山本由伸が現地時間5月8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に今季初めて中5日で先発登板したが、5回88球6安打4奪三振5失点で降板した。今季5勝目は飾れなかった。

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 山本は試合後、地元メディア『SportsNet LA』のXが投稿した動画内で「もちろん絶好調ではなかったですけど、なんとかウィル(・スミス)のすごくいいリードで粘りながら投げられていた。ホームランを打たれた回の四球や死球、そういった投球の中で基本的なミスが一発に響いてしまった」と悔やんでいた。

 投手陣は故障者を多く抱えている中、試合前まで防御率リーグトップで頼りにしていた山本がまさかの5失点。ドジャースにとっては大きな誤算だった。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、デーブ・ロバーツ監督が「ブルペンの酷使と先発投手が試合を長く投げきれない状況ではドジャースは成功を維持できないと認めた」と、現状の問題点に指揮官は頭を悩ませているとした。

 柱として期待されたタイラー・グラスノーとブレイク・スネルの離脱により、「ドジャースのリリーフ投手陣は間違いなくより大きなプレッシャーにさらされている。ケガはブルペンの負担と密接に関係している」と、負の連鎖が起きていることを指摘した。

 彼ら2人の他、マイケル・コペック、ブレイク・トライネン、エバン・フィリップスらロースター登録されている投手のうち13人が離脱となっている散々な状況だ。

 記事では「ドジャースがこの問題を解決するために何をするつもりなのかは謎のままだが、ロバーツ監督は確かにこの懸念すべき傾向を認識している」とし、今後、ワールドシリーズ連覇を目指す指揮官がどのようにマネジメントしていくのかが注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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