プロ初サヨナラ打のDeNA林 涙、涙のヒーローインタビュー「見に来るのが最後になるかもと...」

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　◇セ・リーグ　DeNA4X−3広島（2025年5月9日　横浜）

　DeNAがの林琢真内野手（24）がプロ初のサヨナラ打を放った。ヒーローインタビューでは大粒の涙を流した。

　プロ初の劇打。同期入団の松尾とともにヒーローインタビューに立った。サヨナラ打の感想を聞かれると、「今日は家族とじいちゃんとばあちゃんが見に来てたんで、ばあちゃんは足が悪いんで見に来るのが最後になるかもと言われていたので、打てて良かったです」と感極まった。

　さらに、「今年の年明けに僕のおじいちゃんが亡くなっちゃったんで、そのおじいちゃんの分も…今年は絶対やってやろうという気持ちでいたので、シーズン始まったばかりですけど、頑張りたいと思います」と言葉に詰まりながら、今季にかける思いを語った。

　3ー3の延長10回、先頭の松尾が右中間への二塁打で出塁すると、1死二塁から林が左中間を破る決勝二塁打。チームメートからウオーターシャワーで祝福された。

　サヨナラの打席を振り返り、「後（途中）から出ることが多いんですけど、毎日、今日が最後の試合だという気持ちでグラウンドに立っているので、こうして今日、チームに貢献できて本当に良かったです」とうなずいた。

　守備でもビッグプレーを魅せた。延長10回2死二塁の場面、板倉の三塁側カメラマン席に飛んだ打球を柵を越えてキャッチ。ワンプレーで流れを引き寄せた。「僕は守備と走塁が売りの選手だと思っているので、まずはそこで貢献できるようにという気持ちで守ってました」。代走で出場した8回にも二盗を決めた。

　「毎試合毎試合、命かけて根性出してやろうと思ってるので、そんな試合をシーズン終わるまで続けたいなと思います」と最後は晴れやかな表情を見せた。

　三浦監督は、攻守での活躍に「ファウルフライも気持ち、気合で捕りましたし、最後の打席も食らいついて気持ちで良く決めてくれました」と称えた。