【リーグワン】今季最多得点で快勝の埼玉 POへ弾みもPR稲垣の負傷交代に指揮官「心配」
2025年5月10日(土)18時29分 スポーツニッポン
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部最終節 埼玉60—17東京SG(2025年5月10日 埼玉・熊谷ラグビー場)
すでに4季連続のプレーオフ進出を決めている埼玉は、東京SGを60—17で下し、14勝2分け2敗、総勝ち点71で、レギュラーシーズン(RS)を2位で終えた。プレーオフは25日の準決勝(東京・秩父宮ラグビー場)からの登場となり、3位・東京ベイ—6位・東京SGの勝者と対戦する。
いずれも今季最多の8トライ、60得点でRSを締めくくったロビー・ディーンズ監督は、「満足のいく結果になった。まだラグビーができることを光栄に思う」と話した。午前中まで降った雨で滑るピッチコンディションだったが、コンタクトエリアで相手を上回り、FW、BKともに決定力のある選手が躍動。「地面は濡れていたが、プレーの質はとても高かった」と満足げだった。
舞台はプレーオフへと移り、リーグワン初年度の22年以来の王座奪回を目指すが、気がかりなのが後半10分に負傷交代したPR稲垣啓太の状態だ。試合開始当初からサポーターを巻いていた左膝を痛めたとみられ、スタッフの肩を借りてピッチから退いた。ディーンズ監督も「稲垣は心配。まずは状態を確認したい」と表情を曇らせた。