幕下付け出しの行徳が無傷3連勝「落ち着いて取れたので良かった」 拓大出身も学生相撲未経験
2025年5月16日(金)15時0分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所6日目(2025年5月16日 東京・両国国技館)
幕下最下位格付け出しの行徳(22=玉ノ井部屋)が、東幕下57枚目の漣(25=伊勢ノ海部屋)を寄り切りで破り、3連勝とした。
「下から手を使って、いい形になれればと思っていた」と立ち合いから、もろ差しになって最後は寄り切った。「土俵際で相手が投げてきたけど、冷静に取れたかなと思う。落ち着いて取れたので良かった」と笑みをこぼした。
この日、日大出身で幕下最下位格付け出しの花岡が清田に敗れ、プロ初黒星を喫した。行徳は無傷の3連勝とし、「気にせず次の相撲に集中するだけ。体は動いていると思う」と力を込めた。
◇行徳 康祐(ぎょうとく・こうすけ)2002年(平14)10月22日生まれ、東京都荒川区出身の22歳。小1から相撲を始め、中3まで文京針ケ谷相撲クラブ。足立新田高—拓大政経学部卒。学生相撲の経験はなし。昨年10月の国民スポーツ大会で個人3位。12月の全日本選手権は優勝した池田俊に敗れ16強。1メートル78、体重143キロ。得意は左四つ、押し。家族は父と兄。血液型A。趣味は「相撲」、天体観測。