【阪神】大竹耕太郎、8回途中2失点で「重みがある」今季初勝利 70キロ台超スローボールで広島打線翻弄

2025年5月18日(日)5時0分 スポーツ報知

8回途中2失点で今季初勝利を上げた大竹(カメラ・馬場 秀則)

◆JERAセ・リーグ 阪神5—2広島(17日・甲子園)

 阪神・大竹が、70キロ台の超スローボールで広島打線を翻弄(ほんろう)した。末包を4回2死で捕邪飛、7回2死で中飛に打ち取った。7回1/3を4安打2失点で今季初勝利。4点リードの8回1死一塁でモンテロに2ランを浴びて降板したが、先発としての仕事は果たした。「移籍しての1勝目とか、プロに入って1勝目とか。いろいろ1勝目ありますけど、今回の1勝目も重みがある」と、かみしめた。

 好投の要因は予測不可能な魔球「超遅球」だ。左腕は「(捕手の)坂本さんにも何も言わない」と、ノーサインで投げていると衝撃の告白。「思いつきというか、セットに入る前から投げようと思っているときはあまりない。(右)脚を下ろした時に『投げようか』とか。チェンジアップ(の握り)で投げるときもあるしカットのときもある」と明かした。

 22年12月の第1回現役ドラフトでソフトバンクから移籍し、昨季まで2年連続2ケタ勝利。今季はキャンプ終盤に下肢の張りで離脱して出遅れたが、藤川監督は「非常に大きなピースが帰ってきた」と迎えた。広島戦は通算14登板で対戦別最多の10勝(1敗)、防御率1・35。“コイキラー”が復活した。(中野 雄太)

スポーツ報知

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