巨人・戸郷翔征“6度目の正直”もならず 初回2ラン被弾で3失点、4回で降板 開幕投手に遠い白星
2025年5月20日(火)19時29分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—阪神(2025年5月20日 甲子園)
巨人の戸郷翔征投手(25)が20日の阪神戦(甲子園)で今季6度目の先発登板。初回から2ラン被弾などで3点先制を許して4回6安打3失点(自責2)で降板し、昨年9月19日のDeNA戦(東京D)以来243日ぶりとなる今季初勝利をまたも逃した。
3月28日のヤクルト戦(東京D)で2年連続2度目の開幕投手を務めた戸郷だが、開幕から3試合に投げて0勝2敗&防御率11.12という大不振で4月12日に出場選手登録抹消。
2軍調整を経て5月5日に再登録されたが、同日の阪神戦(東京D)では6回5安打3失点(自責2)で今季3敗目を喫した。前回登板した13日の広島戦(マツダ)では初回に8球連続ボールによる押し出し四球で先制を許すなど5回8安打4失点で降板していた。
戸郷は昨年5月24日の阪神戦(甲子園)でノーヒットノーランを達成。あれから1年後、偉業をともに成し遂げた岸田と今季初めてバッテリーを組んでマウンドに上がった。
だが、初回からいきなり阪神打線に捕まる。1死から2番・中野に安打を許すと、3番・森下に左越え7号2ランを被弾。開始から7球であっという間に2点先制を許した。
さらに続く4番・佐藤輝へは四球を与え、5番・大山に安打されて1死一、二塁。6番・前川の一ゴロは一走・大山を二塁でアウトにしたものの、二塁ベースを踏んだ遊撃・泉口が一塁へ悪送球する間に3点目を失った。
2回にも2安打されて一、二塁のピンチを招き、3回は先頭・佐藤輝に安打を許すなど不安定な投球内容。それでもなんとかそれ以上の追加点は許さず、下位打線との対戦となった4回に初めて3者凡退に仕留めた。
だが、直後の5回、1死一塁で打席が回ると、代打・浅野を告げられ、降板となった。
戸郷の投球内容は4回で打者18人に対して67球を投げ、6安打3失点(自責2)。3三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は151キロだった。
▼戸郷 初回のホームランを防いでもっと違うゲーム展開にしなければならなかったと思います。しっかり反省します。