【高校野球】北見北斗がベンチプレス合計290キロのムキムキバッテリーで4強入り目指す…春季全道高校野球大会組み合わせ決定

2025年5月22日(木)6時40分 スポーツ報知

1回戦で釧路北陽と対戦する北見北斗・松岡主将

 5月26日に札幌円山球場で開幕する第64回春季全道高校野球大会の組み合わせ抽選会が21日、札幌市内で行われた。11年ぶり16度目出場の北見北斗は、26日の1回戦で春の全道初勝利を目指す釧路北陽と対戦。北原龍投手、松岡翔汰捕手(ともに3年)の“ムキムキ”バッテリーで、目標の4強入りを目指す。

 ベンチプレス合わせて290キロの2人が北見北斗の堅守を支える。11年ぶりの勝利を目指して戦う釧路北陽戦に向け、松岡は「チーム一丸となって、野球を楽しんでやりたい」と意気込みを口にした。

 北見地区予選は4試合1失点で、チーム防御率は驚異の0・28を誇る。2回戦以降の3試合は、多彩な変化球が持ち味の左腕・北原と、正捕手も担う最速143キロ右腕・松岡の投手リレーで勝ち上がってきた。代表決定戦の網走南ケ丘戦も北原が7回1失点、松岡が2回無失点。8イニングで走者を背負う苦しい展開を最少失点でしのぎ、わずか1枚の切符をつかみ取った。

 昨秋は地区2回戦で敗退。女満別を率いて12年センバツ甲子園に21世紀枠で出場した鈴木収監督(56)が「絶対に春、夏とやるんだという気持ちで乗り越えてきた」と言うように、より厳しい練習で一冬を過ごしてきた。オフは例年通りチーム全体で毎日筋トレに励み、今年から北原と松岡は全体練習終了後に居残りでさらに追い込んだ。昨秋比でベンチプレスの最大値が松岡は60キロ増の150キロ、北原は40キロ増の140キロまでアップ。制服の上からでも分かる分厚い胸板、太い上腕二頭筋が成長の証だ。

 全道でも盤石の必勝リレーを視野に入れており、「松岡も威力のある球を投げる。そういうパターン(継投)もいい形」と指揮官。攻撃では4番に座り、攻守の要である松岡は「南北海道のチームが強いと言われているのでそこに勝ちたい。目標はベスト4」。怪力バッテリーが14年以来の1勝、そして3度目の準決勝に導く。

(島山 知房)

 〇…東海大札幌は地区予選敗戦からの復活を期す。同3回戦・酪農学園大とわの森三愛戦では打線が沈黙し、まさかの1安打完封負け。試合後には1時間超のミーティングを行い、練習の取り組み方などを再確認した。遠藤愛義監督(40)から「(抽選で)すごくいい山が引ける夢を見た」と指名を受け、チームを代表して抽選会に出席した佐藤聡央也内野手(3年)は「ここから春、夏と無敗で甲子園に行く。どこが来ても絶対に負けない」と力を込めた。

スポーツ報知

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