【バレー】女子日本代表アクバシュ新監督「エースは誰と言うつもりはない」ロス五輪へ競争促す
2025年5月22日(木)20時14分 スポーツニッポン
バレーボール女子日本代表が22日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでキックオフ会見に臨んだ。28年ロサンゼルス五輪に向け、初の外国人指揮官となったトルコ出身のフェルハト・アクバシュ監督(39)は「ミナサン、コンニチハ」と冒頭であいさつ。「強い根を張ったチームを作る」と抱負を語った。
今季のチームスローガンとして掲げたのが、「STRONG ROOTS」(強い根)だ。昨夏のパリ五輪では直前のネーションズリーグで準優勝を果たし、メダル獲得が期待されながらも1次リーグ敗退。再スタートの1年はロス五輪で大輪の花を咲かせるため、「根っこを強いものにしたい。日本の伝統をキープしつつ、アップデートを加える」とまさに根作りの1年にするという。
主将にはパリ五輪代表でイタリアでプレーするなど経験豊富な石川真佑(ノバラ)を選んだが、「エースは誰と言うつもりはない」と白紙を強調。来月に開幕するネーションズリーグでは「各選手の持っている能力とポテンシャルを見たい。観察する」と招集した30人全員にチャンスを与える意向で、3年後に向けたエース争い、メンバー争いも促していく。