「アサ、おめでとう」西武時代の盟友・秋山翔吾がメッセージ「勝手にライバル視...唯一の存在だった」
2025年5月24日(土)19時8分 スポーツニッポン
西武時代の盟友・広島の秋山翔吾外野手(37)が、通算2000安打を達成した楽天・浅村に祝福のメッセージを寄せた。自身も日米通算2000安打まで196安打。若手時代にともに高め合った2学年下の特別な存在を称えた。
アサ、2000安打おめでとう。僕が入団した11年に1番・浅村、2番・秋山でオープン戦に出してもらった。目の前でアサが打ったら僕も打つしかない。勝手にライバル視していた。同年代のチームメートでそこまで思える存在だったのはアサが唯一。当時は一緒に親子ゲーム(同日に1、2軍戦出場)もやって、一番お互いの打席を見ていたと思う。18年には「両Aメン」って呼ばれてポスターも作ってもらい、2人で成長できたのが思い出深いよ。
アサと僕は全く逆の人間。高卒、大卒と経歴も年齢も違うし、性格、ポジション、右左も違う。アサは5本振ったら感覚をつかめるタイプ。逆に僕はアサの10倍、20倍、100倍やらないと体に入ってこない。アサに負けたら自分のやり方が肯定できなくなると思っていた。本人は努力もしているから周りに言われるのは嫌だと思うけど、やっぱり天才肌。西武でいえば中村(剛)さんに近いんじゃないかな。
ただ、ロッカーが近かったこともあって、打てない時に苦しんでいる姿も見てきた。実力もあり、経験を積み、逆のタイプだと思っていたアサでも悩む時は同じなんだと救われたこともあった。
毎年交流戦で、会えるのを楽しみにお互い長く現役を続けていこう。今年は広島(6月20〜22日)で直接おめでとうと声をかけたいと思っています。(広島東洋カープ外野手)