大谷翔平の投手復帰、7月のオールスター戦後の見通し…ロバーツ監督「彼の体調が判断材料」
2025年5月25日(日)12時16分 読売新聞
【ニューヨーク=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平の投手復帰が7月15日のオールスター戦後になる見通しだと、ロバーツ監督が24日(日本時間25日)に明らかにした。大谷は2023年9月の右肘手術後、初めて打者と対戦する実戦形式の投球練習を25日に行う予定で、ロバーツ監督は「先発投手として戻るには、5〜6回まで投げられるようにする必要がある。通常の調整でいけば、それより早い復帰はちょっと考えにくい」と説明した。
25日の実戦形式の練習では2イニングを投げ、同僚の
一般的に手術明けの投手はマイナーリーグで5試合ほど、リハビリ登板をするが、主力打者でもある大谷は、メジャーの試合に出場するため、マイナーでは登板できない。ロバーツ監督は「彼のケースは非常に特別なので、明確な青写真はない」と話す。
23日の時点では大谷の投手復帰に向けた今後の見通しについて、指揮官は「正直なところ、その時々の状況に応じて次のステップを決めていくと思う。彼の体調が判断材料になるので、数か月先がどうなるかは誰にもわからない」と話していた。オールスター戦後を想定しつつも、大谷の体調を踏まえ、復帰時期を慎重に検討していくとみられる。