大谷翔平が最速156キロに自ら驚き「もう少し抑えながら」対打者で出力アップ
2025年5月26日(月)11時31分 スポーツ報知
◆米大リーグ メッツ3—1ドジャース(25日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、敵地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、18号先頭打者本塁打を放ったが、その後は快音が響かず4打数1安打でチームは逆転負けを喫した。一方でメッツ先発の千賀滉大投手(32)は大谷に浴びた先頭弾以降は本塁を踏ませず、6回途中5安打1失点で5勝目。防御率1・46はリーグ単独トップに浮上した。
大谷は試合前の午後2時31〜39分にライブBPに登板。打者相手に投げるのは23年9月19日(同20日)の右肘手術後初めてで、最後の登板となった同年8月23日の本拠地・レッズ戦以来641日ぶりだった。ラッシング、金慧成らのべ5人と対戦して22球を投げ、安打性の当たりは1本のみで、2三振を奪って最速97マイル(約156キロ)をマーク。終始リラックスした表情を見せて、約1年9か月ぶりとなったマウンドを楽しんでいるようだった。
大谷の97マイル(約156キロ)はこれまでのブルペンでの投球練習では出ていなかった球速とみられ、大谷自身も「バッターが立てば(球速が)上がるのは分かっていましたけど、あまり上げすぎないように、1回目のライブ(BP)なので、なるべく96、97(マイル=155〜156キロ)は投げないようにはしていましたけど、最後の方が(97マイルが)出ていたので、もう少し抑えながら行けばいいのかなとも思っています」と少し驚いていた。