大谷翔平ライブBP登板&18号先頭弾で二刀流復活「納得できる内容」、本塁打は「しっかり打てた」
2025年5月26日(月)11時8分 スポーツ報知
◆米大リーグ メッツ3—1ドジャース(25日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、敵地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、18号先頭打者本塁打を放ったが、その後は快音が響かず4打数1安打でチームは逆転負けを喫した。一方でメッツ先発の千賀滉大投手(32)は大谷に浴びた先頭弾以降は本塁を踏ませず、6回途中5安打1失点で5勝目。防御率1・46はリーグ単独トップに浮上した。
試合前にはライブBPで登板し、約4時間半後にスタメン出場して18号先頭弾を放った大谷は「内容も納得できる内容だったのかなと思う。(球速は)1回目はあまり上げないように」と抑えめに努めたと明かした。また本塁打については「しっかり打てた」と振り返った。
大谷は試合の午後2時31〜39分にライブBPに登板。打者相手に投げるのは23年9月19日(同20日)の右肘手術後初めてで、最後の登板となった同年8月23日の本拠地・レッズ戦以来641日ぶりだった。ラッシング、金慧成らのべ5人と対戦して22球を投げ、安打性の当たりは1本のみで、2三振を奪って最速97マイル(約156キロ)をマーク。終始リラックスした表情を見せて、約1年9か月ぶりとなったマウンドを楽しんでいるようだった。
当然のようにスタメン出場して午後7時11分のプレーボールとともに打席に入ると、メジャーでは初の千賀からの本塁打(日本では2本)となる18号先頭打者本塁打。1ボールからの2球目、千賀の甘く入った94・8マイル(約152・6キロ)を振り抜くと、打球は右翼席へ飛び込んでいった。大ブーイングが送られる中での打席だったが、打球速度108・2マイル(約174・1キロ)、打球角度31度、飛距離411フィート(約125メートル)という完璧な当たり。シュワバー(フィリーズ)、ジャッジ(ヤンキース)に並ぶ両リーグトップの18号となった。
2打席目以降は快音なし。千賀と対戦した2、3打席目は空振り三振、中飛で、3番手右腕・クラニックと対戦した4打席目も中飛に倒れた。