大谷翔平が千賀滉大から１８号先頭弾も２、３打席目は凡退

ドジャース・大谷翔平（ロイター）

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◆米大リーグ　メッツ—ドジャース（２５日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝シティフィールド）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２５日（日本時間２６日）、敵地・メッツ戦に「１番・指名打者」でスタメン出場し、１打席目に１８号先頭弾を放つと、２点を追う５回１死一塁の３打席目は中飛に倒れた。

　メッツの先発は千賀滉大投手（３２）。試合前の時点で規定投球回に１回２／３足りていないが、防御率１・４３は、リーグトップのドジャース・山本由伸投手（２６）の１・８６を上回るトップの数字をマークしていた。ここまで９登板で４勝３敗。大谷とは日本時代に通算２２打数５安打の２割２分７厘で１３三振、２本塁打で、メジャーのレギュラーシーズンでは２３年８月２５日に対戦して２四球と二塁打で、昨年１０月のリーグ優勝決定シリーズでの２試合の対戦は２打数１安打１打点、１四球だった。

　大ブーイングが送られる中で迎えた午後７時１１分のプレーボール直後の初回先頭の１打席目は、いきなり１ボールから２球目の９４・８マイル（約１５２・６キロ）直球を右翼席に運び、５試合ぶりの１８号先頭打者本塁打。千賀からメジャー初で日本時代を合わせると３本目の本塁打として先取点をたたき出した。今季４発目の先頭弾でシュワバー（フィリーズ）、ジャッジ（ヤンキース）に並んで両リーグトップの１８本となった。３回１死走者なしの２打席目はカットボールを空振り、フォークを見逃しで追い込まれると高めの直球を振らされて空振り三振。２点を追う５回１死一塁の３打席目も浮いたフォークボールをジャストミート出来ず中飛に倒れた

　敵地でのメッツ３連戦の初戦となった２３日（同２４日）は、延長１３回にまでもつれる接戦で、雨天中断も含めると５時間４６分の試合で、試合終了は日をまたいだ午前０時５６分だった。２４日（同２５日）に予定されていたライブＢＰ登板も急きょ１日延期。当然のように２試合にフル出場したが、本塁打は出ずに２戦で９打数１安打と当たりは止まり、打率も３割を切って２割９分６厘となった。この日の試合前にはライブＢＰで登板。二刀流の大谷が本格的に戻ってきた。

　大谷はこの日の試合開始約４時間半前の午後２時３１〜３９分にはライブＢＰで登板。ラッシング、金慧成らのべ５人と対戦して２２球を投げ、安打性の当たりは１本のみで、２三振を奪って最速９７マイル（約１５６キロ）をマークした。終始リラックスした表情を見せて、約１年９か月ぶりとなったマウンドを楽しんでいるようだった。