トヨタ、カローラクロスにGR SPORT追加　スポーティなスタイルを追求

　TOYOTA GAZOO Racingは23日、GR SPORTのラインアップにカローラクロスを加え、8月4日に発売すると発表した。

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　カローラクロスとは、トヨタ伝統の「カローラ」シリーズに加わったSUV。街乗りに合う上質なスタイルに、SUVらしい重厚なスタイルや躍動感が融合した。快適な室内空間も一部で高評価されており、次世代SUVとして今後の活躍が期待される。

　またGR SPORTは、モータースポーツの知見を活かし、トヨタの市販車をベースにしたチューニングカーを展開している。プロドライバーも開発に携わり、ベース車の走行性能を高めているのが特徴だ。

　カローラクロスGR SPORTでは、操縦安定性やハンドリングへのレスポンスを強化し、乗り心地を高めている。車高はベース車から10mmダウンし、低重心化を実現。他にもコイルスプリングのバネ定数を変えたり、ショックアブソーバーをリバウンドスプリング式にするなど、乗り心地を高める工夫が随所に施されている。

　エクステリアでは、GR共通デザインであるFunctional MATRIXグリルをフロントバンパーに採用。サイドには開口部がついているため、空力が安定しやすくなっている。

　薄いアッパーと低いアンダーの構成により、ここでも低重心と高速走行時の安定性にこだわった。同時にフロントフェイスは、従来のカローラクロスと違ったスポーティな印象に変わっている。

　インテリアでは機能性の向上に加え、デザイン性へのこだわりが見られる。専用スポーツシートはGRロゴをあしらっており、形状も最適化。コーナリング時は強い横Gがかかることもあり、その際に乗員の身体を十分にサポートする。また表皮はスエード調をメインに使っているため身体が滑りにくく、車との一体感を味わえる。

　希望小売価格は389万5,000円。