山本由伸、再びチームの連敗を止める好投で6勝目…6回2失点で防御率1点台を維持 ド軍は大谷翔平の初球先頭打者弾などで快勝
2025年5月27日(火)10時9分 ABEMA TIMES

【MLB】ガーディアンズ2—7ドジャース(5月26日・日本時間27日/クリーブランド)
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ドジャースの山本由伸投手がガーディアンズ戦に先発。6回3安打2四球7三振2失点のピッチングで6勝目をマークした。チームは大谷翔平の2戦連続先頭打者アーチなどで効果的に得点し快勝。連敗を2で止めている。
山本は今季ここまで10試合に登板し5勝3敗、防御率1.86の成績。25日(同26日)にドジャース戦で好投したメッツの千賀滉大投手が規定投球回に達するまでは防御率でリーグトップに君臨しており、前回登板のダイヤモンドバックス戦でも勝ち星こそつかなかったものの、7回を自己最多110球の力投で1安打無失点に抑える圧巻のピッチングでチームの連敗ストップに貢献していた。
ガーディアンズとは初対戦の山本。中5日での登板となったこの日は、開始直後から大谷翔平の先頭打者ホームランで援護点を得る。その裏、巧打者スティーブン・クワンをスプリットで三球三振とすると、続くバッターからもスプリットで空振り三振を奪うなど上々のスタート。2回も相手の4、5番バッターから2者連続三振を奪って三者凡退に切ってとる。
しかし3回、先頭打者に際どいコースを見送られ四球を与えるなど1アウト二塁三塁のピンチを招くと、ショートゴロの間に1点を失う。4回も味方のエラーが重なりランナーを得点圏に背負うが、9番シュニーマンをダブルプレーに打ち取りピンチを切り抜けた。
ドジャースが追加点を挙げた裏の5回も危なげなく7球で三者凡退に打ち取るが、リードが5点となった6回は2アウトから二塁にランナーを背負い、4番マンザードにタイムリーを浴びてしまう。
結局山本はこの6回を投げ切ってお役御免。球数88球で被安打3、2四球7三振2失点で試合を作る役割を果たした。防御率は1.97とやや悪化したが、現在防御率リーグトップの千賀は次回先発までに再び規定投球回を下回る見込みで、同2位の山本が防御率トップに返り咲く可能性がある。
試合は大谷の2試合連続先頭打者ホームランから始まり、その後もドジャースが効果的に得点し山本を援護。リリーフ陣もガーディアンズの強力打線から追撃を許さず、シリーズ初戦を快勝で飾った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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