大谷翔平、投手復帰にスマイル全開「また自分がピッチャーをやっているというのを若干思い出した」ライブBPで156キロ

2025年5月27日(火)0時0分 スポーツ報知

ライブBPで登板したドジャース・大谷翔平投手(カメラ・安藤 宏太)

◆米大リーグ メッツ3—1ドジャース(25日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 二刀流の大谷が帰ってきた。ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、敵地・メッツ戦前にライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。23年9月の右肘手術以来初めて、約1年9か月ぶりに打者相手に投げて、最速97マイル(約156キロ)をマークするなど、のべ5人と対戦して2三振を奪った。4時間32分後の試合には「1番・DH」で出場。1回表に千賀滉大投手(32)からメジャートップに並ぶ18号先頭打者本塁打を放った。

 野球少年のように楽しみ、笑い、喜んだ。大谷は純粋な感情を抑えられなかった。「最近あまり投げていなかったので、また自分がピッチャーをやっているというのを若干思い出した感じはある」。登板からこぼれる笑み。三振を奪えばド派手なガッツポーズ。「投手・大谷」の“復帰登板”は、笑顔でいっぱいだった。

 打者に投げるのは、23年9月の右肘手術前最後の登板になった23年8月23日レッズ戦以来、実に641日ぶり。24年11月の左肩手術など後退もあり、ようやく打者とマッチアップが実現した。ド軍移籍後初登板は、のべ5人に計22球。1安打で2三振を奪い、「ステップを踏めたというのはすごくよかった。納得できる内容だった」とうなずいた。

 「(球速は)あまり上げすぎないように、1回目なので96、97マイル(155、156キロ)は投げないように」と心がけながら、最速は97マイル(約156キロ)をマーク。「バッターが立てば(球速が)上がるのは分かっていたけど。最後の方が(97マイルが)出ていたので、もう少し抑えながら行けばいいのかな」と思わず力が入った。

 ロバーツ監督、山本、ベッツら同僚も見つめ、メッツのメンドサ監督もチェックした“復帰登板”。今後も週1ペースのライブBPで調整し、球宴明けの7月18日(日本時間19日)からの本拠地6連戦中の公式戦復帰を目指す。ノーワインドアップでの新フォームに、曲がり幅の大きなツーシームなど、進化も示した「ニュー・オータニ」。呼び起こされたたまらない感覚を原動力に、再び唯一無二二刀流として歩む。(安藤 宏太)

スポーツ報知

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