西武・高橋光成 地元群馬で初勝利ならず...今季最多120球熱投も7回1失点で降板
2025年5月27日(火)20時33分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 西武−楽天(2025年5月27日 前橋)
西武の高橋光成投手(28)が27日、群馬・前橋で行われた楽天戦に先発登板し、7回1失点で降板。今季最多の121球を投じたが、“凱旋”勝利はまたしてもお預けとなった。
初回、先頭打者・小深田を3球三振にとると、球場は大歓声に包まれた。2番・中島に左前打で出塁を許したが、無失点で切り抜けた。その後もランナーを背負いながらも粘投。地元の大声援を受け、右腕を振った。
しかし、1点リードの6回。先頭の中島の風に流されたサードフライを三塁・外崎が落球。二塁まで進まれると、1死二塁から鈴木大に適時右前打を許し、同点に追いつかれた。
7回も続投。先頭の浅村に右翼フェンス直撃の二塁打を許すなど1死二、三塁のピンチを招いたが、後続を左邪飛、空振り三振に仕留めた。マウンド上で雄叫びを上げ、ガッツポーズで喜んだ。
前橋育英時代は2年生エースとして出場した夏の甲子園で初出場初優勝の立役者となった右腕。プロ入り後、前橋では過去3度登板して0勝2敗。「群馬のファンの方々にも勝利を届けたい」と意気込んでいたが、味方の援護がなく“4度目の正直”とはならなかった。