アルピーヌ、オコンとの3年契約を発表。長期プロジェクトで共にF1での成功目指す

2021年6月17日(木)7時17分 AUTOSPORT web

 アルピーヌF1チームは、エステバン・オコンと2022年以降の3年契約を結んだことを発表した。2020年にチームの前身ルノーに加入したオコンは、少なくとも2024年末まで残留することが決まった。


 現在24歳フランス出身のオコンは、ルノーとは昔からつながりがあり、かつてはロータスのジュニアドライバーであり、2016年にはルノーF1のリザーブドライバーに就任した。メルセデスのサポート下に入ったオコンは、2016年半ばにマノーでF1レースデビューを果たした後、2017年と2018年はフォース・インディア/レーシングポイントに所属。しかし2019年にレースシートを獲得することができず、メルセデスのリザーブ&テストドライバーを務めた後、2020年にF1レースに復帰した。


 オコンはこれまでの予選最高位は3番手、決勝最高位は2020年第16戦サクヒールGPの2位という成績を挙げ、実力ある若手として評価されている。


 チームとオコンのホームグランプリであるフランスGPを前にした6月16日、両者の契約を発表したアルピーヌは、「エステバンとの契約延長は、チームが彼はF1界のスターであると信じていること、そしてチームが世界選手権での成功という長期的な目標にコミットしていることの証である」と述べている。


 アルピーヌ・カーズのCEO、ローラン・ロッシは 次のようにコメントした。
「エステバンを今後もアルピーヌファミリーの一員とすることができ、大変誇りに思っている。2020年にチームに復帰して以来、エステバンは、一貫して好成績を残し、チームと共にマシン開発に貢献していく上での自信と才能を伸ばしてきた。若いにもかかわらず、F1での経験が豊富で、成熟度においてもドライビング能力においてもポジティブな進歩を見せている」


「現在も、新しいレギュレーションへの挑戦をしていくこれからも、我々にとって彼は強力な戦力である。エステバンはチームとブランドを次のレベルに引き上げ、長期的な目標を達成するために貢献してくれるはずだ」


「エステバンはアルピーヌのグローバルプロジェクトにも深く関わっており、我々にとってF1の枠を超えた財産である。その個性と価値観により、エステバンはアルピーヌの完璧なアンバサダーとなっている」

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP エステバン・オコン(アルピーヌ)

 オコンは、「来年以降もこのチームと一緒に活動できることをうれしく思っている。アルピーヌとの将来が確定し、素晴らしい気分だ」と語った。


「加入して以来、僕とチームは共に成長してきた。今後もこの旅を続けていきたい。2022年には新しいレギュレーションが導入されることもあり、僕たちの前には大きなチャレンジが待ち受けている。それでも、協力し合って努力し、この物語を続けていくことで、目標を達成できると確信している」


「僕はよく、昨年のサクヒールGPでの表彰台のことを思い起こす。そうすると、ああいう特別な思い出をもっと作りたいという気持ちがより一層高まるんだ。次の章をとても楽しみにしているが、今は今シーズンに集中して、一戦一戦しっかり戦っていきたいと思っている」


 アルピーヌはフェルナンド・アロンソとは2022年末までの契約を結んでいるとみられており、少なくとも来シーズン末までは現在のドライバーラインアップが継続することになる。

フェルナンド・アロンソとエステバン・オコン(アルピーヌ)

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