ベルギー戦、ドイツでの報道は? 「サムライは勇敢に戦った」と称賛の声も
2018年7月3日(火)17時3分 サッカーキング
ただ、MF原口元気とMF乾貴士の得点で2点を先行した戦いぶりは、世界各国に大いなるインパクトを与えた。ドイツ各紙もベルギー戦に注目し、様々な論を展開している。
ドイツメディア『スポーツビルト』は「ベルギーが最後の数秒で試合を決めた」と見出しを掲げ、逆転弾をもたらすカウンターの起点となったMFケヴィン・デ・ブライネのコメントを紹介。同選手は「サッカーには難しい時間もあるけど、0−2になった後でも自分たちにチャンスが回ってくると信じていた」と振り返り、「ワールドカップで優勝したいんだ」と力強く語っている。
またドイツ誌『キッカー』は、「(ナセル)シャドリが鎖(重圧)から解き放たれたベルギーをベスト8へ導く」と見出しを掲げ、試合を振り返った。一方、ニュース通信社『DPA』は「結果だけを見れば、この大会の本命が圧倒的なアウトサイダーを侮ってしまったという印象も受けるだろう」としつつ、日本の先発メンバーにはブンデスリーガでプレーする選手が5名並んでいたことを強調している。
オンラインポータルサイト『ONE Football』では、「ベルギーがセンセーショナルな決勝弾でベスト8へ」と見出しを掲げつつ、日本の戦いを称賛。「先制点の後もサムライは勇敢に戦い、それが乾の得点につながった」と記している。
さらにドイツ紙『Berliner Kurier』は、ベルギーの“赤い悪魔”というニックネームにかけて「悪魔のように良い試合だった!ベルギーが0−2から試合をひっくり返した」と見出しを掲げた。「ベルギーはどうにかベスト8に進んだものの、サムライを相手に地獄のような思いをしなければならなかった」と、最後まで苦戦した様子を伝えている。
以上のように、ドイツ国内では日本の健闘を称える声とともに、底力を見せて勝ち切ったベルギーを評価する報道が増えている様子だ。