#50 Ferrari 488 GT3 スーパーGT第4戦SUGO 予選レポート

2017年7月23日(日)12時19分 AUTOSPORT web

2017 SUPER GT
INGING MOTORSPORT
第4戦菅生 レースレポート
◆7月22日(土)<予選> 天候:曇り | コース状況:ドライ


#50 Ferrari 488 GT3 16位


 2カ月のインターバルを経て開催されたスーパーGT第4戦スポーツランドSUGOで、Ferrari 488 GT3は新田守男のドライブにより予選Q1で1分19秒880をマークするが、Q2進出にはコンマ1秒届かず決勝レースは16位から追い上げて上位進出を狙う。


 5月におこなわれた第3戦のオートポリスラウンドから丸々2カ月のインターバルを経て、AUTOBACS SUPER GTシリーズ第4戦『SUGO GT 300km RACE』が宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。


 前戦のオートポリスラウンドでは、レースウイークに入ってからFerrari 488 GT3のニューマシンがガレージに届き、突貫作業で参戦の準備を進めた。エンジニアやメカニックの懸命な作業によって作り上げられたFerrari 488 GT3は、レース直前にオートポリスに運び込まれ、実質的にシェイクダウンの状態ながらも予選Q2へ進出する活躍をみせた。しかし、決勝レースでは45周目にGT500のマシンと接触を喫してしまい、完走扱いにはなったもののチェッカーを受けることは叶わなかった。


 第3戦からこのラウンドまでの2ヶ月間のインターバルで、2回のSUPER GT公式テストが設けられ、7月1日に実施された鈴鹿サーキットでのテストデーではトップタイムをマークするなど、Ferrari 488 GT3は順調にマシンの熟成が進められた。


 第4戦のレーススケジュールは、7月22日(土)に公式練習と予選、23日(日)に300kmの決勝レースが予定されている。22日の時点で関東甲信までは梅雨明けしているが、スポーツランドSUGOのある東北地方はまだ梅雨が明けておらず、予選、決勝ともに天気予報では降雨が予測されていた。


 9時から走行を始めた公式練習では、公式テストで煮詰めてきたセットアップをベースにして、まずは新田守男がステアリングを握り19周を周回する。続けて都筑晶裕も乗り込み18周を走行したのち、両ドライバーが予選のシミュレーションをおこなった。マシンの状態は良く、高い路面温度ながらもタイヤはしっかりとパフォーマンスを発揮することが確認できた。


<予選>


 スーパーGTの予選はノックアウト方式で実施され、GT300クラスでは上位14台がQ2へ進出することになる。


 予選Q1の直前に行われたFIA-F4の決勝レースの終盤からサーキットの上空に雨雲が流れ込み、雨が路面を濡らすことになった。それでも、予選Q1がスタートするころには雨は止んでいき、全車がスリックタイヤで予選アタックに挑んだ。


 Ferrari 488 GT3の予選Q1を託されたのは新田で、予選開始とともにコースインする。2周に渡ってタイヤに熱をいれてラップタイムを更新していくが、新田がセクター1で全体ベストを出したタイミングで前にいた車両に行く手を阻まれてタイムが伸ばせない。


 もう1周アタックに向かうが、コースアウトした車両の影響で赤旗が提示されて、予選は一時中断となってしまった。15分の予選Q1は10分を残してリスタートし、新田もすぐにタイムアタックを再開する。


 中断前から数えて計測5周目に、タイヤのピークは過ぎている状態ながらも、それまでのベストタイムとなる1分19秒880をマーク。このタイムを記録した時点では予選Q2へ進出できる14番手以内に入っていたが、ライバル勢がタイムアップしたことによってQ2進出圏外へ押し出されてしまう。


 新田はさらにタイムアップを狙って周回を重ねていったが、それ以上のタイム更新は果たせなかった。


 結果として予選Q1は1分19秒880で16位となり、コンマ1秒差で惜しくもQ2進出を逃した。明日の決勝レースは16番手からの追い上げになるが、チームとしては確実にレースを走り切ってチェッカーを受け、今シーズン初となるポイント獲得を狙っていく。


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