メルセデス・ベンツ、新フェイス採用の『CLS』導入。AMGの限定車『CLS53 4MATIC+ Edition1』も
2021年9月14日(火)7時25分 AUTOSPORT web

世界に“4ドアクーペ”という新たなジャンルを創出した先駆車『メルセデス・ベンツCLS』がマイナーチェンジを実施し、フロントデザインをアップデートするとともに快適性を高める装備を充実。さらに外装色の拡充や“カーボンパッケージ”も導入し、9月9日より予約受注が開始されている。
2018年に3代目モデルとして上陸した現行『CLS』は、流麗でダイナミックなクーペスタイルと、メルセデスらしいサルーンの快適性と機能性を融合した4ドアクーペの流儀を守り、さらなる進化を遂げて登場した。
その『CLS』に施された今回の改良では、緩やかにアーチを描く高いウエストラインとなだらかな流線形のルーフライン、そして細いサイドウインドウによるエレガントかつスポーティなプロポーションはそのままに、グリルを中心とするフロントエンドのデザインを変更。
グレードによりCLS 220dスポーツとCLS 450 4MATICスポーツは、ダイナミックに下部が広がる台形型に、マットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターを無数に散りばめたシングル・ルーバータイプの“スターパターングリル”を採用。さらに足元ではホイールデザインも一新され、後者では標準サイズを19インチから20インチに引き上げている。
一方、メルセデスAMGの高性能版メルセデスAMG CLS53 4MATIC+では、縦にルーバーが入ったAMG専用ラジエーターグリルへと変更され、ワイド感あるバンパーとともにスポーティな印象をよりいっそう強めている。
そのほか、ラインアップ全体に新規導入されたカーボンパッケージでは、ドアミラー、スポイラーリップ、トリム類がカーボンに変更され、レッドブレーキキャリパー、マットブラックペイントの20インチAMG5ツインスポークホイールを装着。そうした追加パーツ類に合わせて、AMGダイナミックセレクトにはレースモードが追加されている。
さらに選択可能な外装色の選択肢が広がるIndividualizationプログラムでは、新たに加わったスペクトラルブルーをはじめとする全10色から選択可能となり、220dスポーツとCLS53では、従来は一部のハイエンドモデルでのみオーダー可能だったコートダジュールライトブルーとテイデライトグレーを含む6色からセレクト可能となった。
■世界限定300台の特別仕様車『メルセデスAMG CLS53 4MATIC+ Edition1』
これら変更に合わせてインテリアのアップデートも施され、ステアリングホイールが最新世代へとアップデート。リムには静電容量式センサーを備えたパッドを採用することで、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上させた。
そのほか、全モデルでヘッドアップディスプレイを標準化し、各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽等のシステムを統合制御しつつ、高度なアルゴリズムに基づき走行時間やドライバーのストレスレベルや睡眠の質などの個人データを加味し、運転手をサポートするモードを提案する“エナジャイジングパッケージ”も初設定。さらに450 4MATICスポーツとCLS53では、ドアクロージングサポーターが標準装備に追加されている。
この進化型『CLS』登場を記念し、世界限定300台の特別仕様車『メルセデスAMG CLS53 4MATIC+ Edition1』も設定され、特別色のカシミアホワイトマグノ(限定30台)とセレナイトグレー(限定20台)を用意。いずれもマットブラックペイントの20インチAMG5ツインスポークアルミホイールを装着し、外装ではラジエーターグリル、リアエンドのスリーポインテッドスターとモデル名バッジを専用のダーククローム仕上げに、内装ではカーボンインテリアトリムが採用されている。
各グレードごとにインテリアカラーにも新色が追加され、標準モデルにはネバグレー/マグマグレー、シエナブラウン/ブラックを含む6色から、AMGモデルのCLS53ではこちらも新色のブラック/シルバーグレーパ—ルの5色から選択可能となり、価格は918万〜1441万円(税込)に。そして特別仕様車の『メルセデスAMG CLS53 4MATIC+ Edition1』は1599万円となっている。
メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp