敗北に激怒した韓国人テニス選手が物議! 中国メディアは相手のトイレ休憩にあった“原因”を分析「擁護しきれない」

2023年9月28日(木)16時0分 ココカラネクスト

ラケットを完全に破壊し、フラストレーションを爆発させたクォン・スンウ。彼の振る舞いが物議を醸している。(C)Getty Images

 開幕から熱戦が続いているアジア大会。各競技が話題となるなかで、物議を醸しているのは、男子テニスのクォン・スンウ(韓国)が見せた振る舞いだ。

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 現地9月25日、中国・杭州で開催されているアジア大会は男子テニスのシングルス2回戦を実施。世界ランキング112位クォン・スンウ(韓国)が同636位のカシディット・サムレジ(タイ)に1-2で敗戦。下馬評を覆される形となった。

 波紋を広げたのは、敗れた直後のクォン・スンウの“愚行”である。思うようなパフォーマンスを披露できなかったせいか、韓国人スターは感情を爆発。ラケットを地面やベンチに何度も叩きつけ、ぐにゃりと変形するほどに破壊。さらに様子を伺いながら近づき、握手をかわそうとしたサムレジには目も合わせようとせず、なんと握手を拒否したのである。

 敗戦を受け入れられなかったのだろう。冷静さを取り戻したクォン・スンウは騒動から一夜が明けてサムレジ陣営に直接謝罪をし、「次の3回戦も頑張ってほしい」と激励。さらに「韓国代表の試合を応援してくださるすべての方々、そしてスタジアムに足を運んでくださった観客の皆さんに心からお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。そして私の無礼な振る舞いで気分を害されたサムレジにあらためて心からお詫び申し上げます」と声明を発表した。

 だが、相手を無視した度が過ぎた暴れ方に批判の声は国内外で強まる一方だ。韓国のスポーツメディア『OSEN』は「1度冷えた世論は取り返しのつかない状況だ」と世論を強調。そのうえで「クォン・スンウに対する逆風が悪化し続ければ、韓国体育会とテニス協会はこれを重く受け止め懲戒を検討するしかない」と処分の可能性を示唆した。

 また、開催国である中国メディアもクォン・スンウの愚行を報道。スポーツメディア『捜狐』は「酷すぎる。韓国のテニス選手が敗戦後にラケットを破壊し、相手選手との握手も拒否した」と指摘したうえで、25歳の韓国人プレーヤーが苛立ちを露わにした理由を分析している。

「クォン・スンウの行動はあまりに稚拙で、擁護しきれないものがあった。しかし、彼には兵役の問題もかかっており、メダルを手にしなければいけない事情もあった。また、試合中にサムレジが治療やトイレなどを理由に中断時間をかけたことに、かなりの不満を感じていたのだろう。そうしたなかでの敗戦とあって、感情が行き場を失い、爆発してしまったのかもしれない」

 なお、騒動の余韻が覚めない現地27日に行われたダブルス準々決勝でホン・ソンチャンと組んだクォン・スンウは、日本の羽沢慎治、上杉海斗ペアを撃破。銅メダル以上を確定させた。

 自身の行動で批判を受けたクォン・スンウは、どこまで勝ち進むのか。汚名返上を目指す25歳のプレーに注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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