J屈指の応援団を誇る浦和とのルヴァンカップ決勝へ…福岡・長谷部監督「気にしないこと、楽しむこと、赤の応援を青の応援だと思うこと」

　『2023JリーグYBCルヴァンカップ』の決勝を翌日に控えた3日、アビスパ福岡を率いる長谷部茂利監督が試合会場の国立競技場で行われた記者会見に登壇。クラブ史上初となるタイトル獲得に向けて、その状況を楽しむことの大切さを説いた。

　決勝戦という大一番を前に、長谷部監督は「この試合だけではなく、目の前の試合に自分たちが最大出力で挑めるように積み上げてきたものを出そうという話はしてきました。コンディションを上げて挑めるように調整していきたいと思います」とコメント。対戦相手となる浦和レッズの印象については、「守備も攻撃も高いレベルで、技術を発揮するグループの力、チームの力、そういう高い位置にあるチームだと思っています」と語り、スタジアムが独特の雰囲気となることが予想されることにつていは次のように続けた。

　「私の感覚では気にしないこと。楽しむこと、赤の応援を青の応援だと思うこと。それくらい気にしないでいいと思います。私はあまり気にしていません（笑）アビスパの応援団も来ますし、それが10倍に見えるように、勝手に感じます。気にしないということです」と述べ、気にしすぎないことが平常心を保つために大事になるとの考えを示した。

　また、「アビスパらしさ」とは何かを問われた指揮官は、「プレーの面ではアグレッシブという単語を使っていますが、ここ数年、自分たちの結果、記録を更新し続けている。今回、決勝まで来たことを含めて、それが自分たちらしさだと思っています。それを実行、結果に繋げるため、常に選手たちとスタッフ、クラブが一体となって、難しいゲーム、難しい相手、強いチーム、大きなクラブと対戦する。そういう果敢にチャレンジしていくことがアビスパらしさだと思います」と返答。そのチャレンジ精神を決勝の舞台でも発揮できるのか、注目だ。

　悲願の初タイトルか、それとも７年ぶり3度目のルヴァンカップ制覇になるのか。福岡と浦和が激突するルヴァンカップ決勝は、4日の13時5分に国立競技場でキックオフ。試合の模様は、フジテレビ系列にて生中継される。