侍ジャパン ドミニカに11点大勝も気になった"2つのミス" 解説古田敦也氏も「これはお粗末です」
2024年11月19日(火)7時26分 ココカラネクスト

清宮にもミスが飛びだした(C)Getty Images
18日に行われた「ラグザス presents 第3回 プレミア12」(台湾・天母)1次リーグB組の日本はドミニカ共和国とオープニングラウンド最終戦を戦い、11−3と大勝。同ラウンドは無傷の5連勝、同組1位で再び日本で行われるスーパーラウンド進出となった。
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試合は侍の4番を務める森下翔太が3安打の猛打賞含め、打線が14安打11得点の猛攻で強豪ドミニカを破った。
一方でこの日はオーダーを変えてきた中で、ミスも目立った。5回から2番手で登板した井上温大が、2イニング目に入った6回の場面。先頭の相手4番、グティエレスを四球で出塁を許す。
その後、次打者のカウント1—1から一塁へけん制球。走者の逆をつくスムーズなけん制だったが、一塁を守る清宮幸太郎も一緒に逆をつかれる形となり、捕球できず。ボールがファウルゾーンを転々と転がる間に二塁に進まれた。
在籍の日本ハムでも一塁守備について新庄剛志監督から厳しく叱咤を受けてきた過去もあるが、この清宮の集中力を欠いたプレーにはテレビ朝日で中継解説を務める古田敦也氏も「これはお粗末です」とばっさり。その後、一死三塁とすると、6番コルデロへの井上の初球がすっぽ抜けの暴投となり、無安打で1点を返されるなど、悪い流れにつながってしまった。
この試合では1点を追う3回の場面でも走塁ミスがあった。2死満塁から佐藤都志也が左前にヒットを放ち、三塁走者の森下が生還、二塁走者の栗原陵矢も一気にホームを狙った。
だがここで一塁走者の紅林引太郎が二塁ベースを蹴ってすでに三塁へ向かっており、栗原がホームを踏むより先に紅林がタッチアウトとなってしまった。そのため、栗林の3点目の生還は認められず。井端弘和監督もチャレンジを行使したが、認められず、同点止まりとなった。
今大会の侍ジャパンの編成は若い選手も多く、勢いのあるプレーがチームを前に進める中、ここにきて細かいミスが目立っているのは懸案事項。
試合後インタビューでも井端監督は連日コンディションが悪い中で選手はよく戦ったとたたえる中で、「少しミスが目立ちましたので、しっかり修正してやっていきたい」と引き締めることも忘れなかった。
21日から再び日本に戻って、スーパーラウンド初戦は米国と戦う。頂点を目指す戦いはいよいよ激しさを増しそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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