原巨人「外野ならいけるんじゃないか」 若手がターゲットに狙う「選手の名前」

2022年11月28日(月)11時12分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人の若手の期待株・増田陸内野手(22)が27日、来季は外野でレギュラー獲りを目指すと宣言した。

 27日によみうりランドで開かれたイベントに参加した増田陸は「来年は外野でレギュラーを絶対に取ります!」とトークショーでファンを前に堂々と宣言した。今季は69試合に出場し、打率・250、5本塁打、16打点。育成から再び支配下を勝ち取り、存在感をアピールした1年となった。

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 さらなる飛躍、定位置奪取のために定めたターゲットが「外野手」だった。今季は一塁など内野中心で出場したが、一塁にはゴールデン・グラブを獲得した中田もいる。二塁には吉川、遊撃、坂本、三塁、岡本和とレギュラー陣ががっちり固める内野よりは、外野のほうがつけ入るスキがあると見ている。増田陸はこの点に関してこう語っている。

 「実際、考えてみれば内野は層が厚い。外野ならいけるんじゃないか。自分の中では、内野より外野のほうが送球はいいなというのはある。試合に出たい。1打席もらえないと結果もないですし。何とか1打席をものにできるように」とレギュラー獲りへ強い意欲を示した。

 秋季練習からすでに外野練習には取り組み、原監督も増田陸には「中堅」起用の構想を明かすなど、高い期待をかけている。

 また増田陸の外野コンバートが本格化することによって、うかうかしていられない選手もいる。

 「まずはセンターとしてチームを支えてきた丸です。今季もフル出場しましたが、監督は『丸がライトを守ってくれれば起用の幅が広がる』として、右翼を守らせる構想を公言しています。来季は丸にとっても正念場となる年です」(放送関係者)

 18年オフに広島からFA移籍、来季は5年契約の最終年を迎える。「優勝請負人」として移籍後、ここ2年はV逸しているとあって、本人にとっても一層の気合が入るシーズンとなりそうだ。 

 さらに正念場を迎えそうなのは、FA砲の梶谷だ。昨年10月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けたが、復帰を目指してリハビリを続ける中、今度は左ヒザに痛みを抱え、今年5月に左ヒザ内側半月板縫合手術を行い、今季は一軍出場なしに終わった。

 これには原監督も落胆したようで周囲には「期待したほうが間違いだったか」とこぼしているという。現在、梶谷は「リハビリ組」として、育成契約となっている。支配下昇格されるタイミングはいつになるのか。また正念場となる移籍3年目シーズンはキャンプ、オープン戦など早い時期からアピールしていくことが求められそうだ。

 いずれにせよ3年連続V逸は常勝軍団には許されない。若手の強い言葉も危機感の現れ。レギュラーポジションを奪う活躍を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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