【現役ドラフト】中日の注目選手は? タレント豊富な投手陣からリスト入りか

2023年12月3日(日)14時2分 ココカラネクスト

立浪監督の構想はいかなるものか。中田獲得も決まった中日の動向が注目される(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 プロ野球の現役ドラフトが12月8日に行われる。昨年このシステムで移籍した大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、細川成也(DeNA→中日)のように、環境を変えて飛躍する選手は現れるだろうか。今回は中日の注目選手を挙げていきたい。

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 まず前提として、現役ドラフトは年俸5000万円以上の選手、外国人選手、FA権取得者などは選出の対象外となっている。中日の場合、チームの顔である大野雄大や大島洋平、来季から日本人扱いとなるダヤン・ビシエドなどはリストに入らない。また、昨オフ〜今季途中にトレード加入した砂田毅樹、宇佐見真吾らも対象外だ。

 考え得る選手のうち、中日は投手陣に候補者が多そうだ。

 中堅〜ベテランの実績組からは、福谷浩司と鈴木博志のドラ1コンビが挙げられる。

 福谷は2012年のドラフト1位で、先発・リリーフのどちらでも実績を残している右腕。2年目の2014年に72登板32ホールド、防御率1.81をマーク。先発としては2020年に8勝、防御率2.64の好成績を挙げ、翌年には開幕投手の栄誉に輝いている。直近2シーズンは結果が振るわないものの、投手陣の層が薄いチームにはハマるかもしれない。

 鈴木は2017年のドラフト1位。高卒社会人でのプロ入りで、来季開幕時点で27歳になってばかりと比較的若い。鈴木も福谷と同様、リリーフから先発にシフトチェンジしていった右腕で、ルーキーイヤーは抑えを任されていた。昨季から先発転向し、今季は6月6日の西武戦で先発初白星をマーク。ルーキーの頃の剛球は鳴りを潜めているが、環境が変われば再び“化ける”可能性はある。

 まだキャリアの浅い若手だと、橋本侑樹、石森大誠、森博人が候補に挙がってくるだろう。

 橋本と石森はサウスポーで、ともに150キロ前後の速球を投げられるのが武器。特に橋本は今季終盤に初勝利を挙げるなど、ブレークの兆しが出てきている。ここで選出するのはチームとしては惜しいが、その分良い選手を獲りに行けるメリットもある。森は今季こそ一軍登板なしだったものの、昨季は30登板で防御率2.67とまずまずの成績。右の変則投手が欲しい球団なら選ばれてもおかしくない。

 その他、野手では内野手の石垣雅海、外野手の三好大倫あたりが候補になるか。ともに強打が持ち味だが、一軍では粗さが目立ち定着に至っていない。前者は二遊間を中心としたユーティリティー性、後者は代走に起用される脚力を持つだけに、違う環境で見てみたい気もする。

 果たして、本番で選ばれるのは誰なのか。結果を待ちたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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