「この試合は絶望的」バトラーの母国メディアも井上尚弥の圧勝を予想「圧倒的なアンダードッグだ」

2022年12月11日(日)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 やはりこの男が偉業を成し遂げるのだろうか。

 12月13日に有明アリーナで開催されるプロボクシングの4団体世界バンタム級王座統一戦への注目度が高まっている。試合が近づくにつれ、世界各国で勝敗予想などの話題も盛り上がりをみせ、WBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥と、WBO世界バンタム級王者のポール・バトラーによる「世紀の一戦」に向けボクシングファンの期待は膨らむ一方だ。

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 日本で行われるこの試合は、3団体のベルトを保持する井上の勝利を予想する声が圧倒的に多い。23戦23勝20KOというこれまでの戦績を振り返るまでもなく、その強さは世界中に知れ渡っており、今回の試合では結果と同様に、「モンスター」がどんな勝ち方をみせるかにも関心が寄せられている。

 3本のベルトが賭けられた今年6月のノニト・ドネア戦では、2ラウンドKOという、観ている者が戦慄するほどの強さをみせつけている井上。海外メディアでは有明のリングでも早期決着という見方も強まっているようだ。

 イギリスのニュースサイト『Evening Standard』でも試合展開などを予想する特集記事を配信しており、その中では日本人チャンピオンが極めて優位であることを記している。

 記事では「バトラーは東京で歴史を作るチャンスを得たが、そのためには “ザ・モンスター “と呼ぶにふさわしい男に強烈なショックを与えなければならないだろう」と自国の王者を後押しするコメントを綴っているものの、「バトラーはこの試合に挑んだことを高く評価したい。正直なところ、この試合は絶望的で、早々にノックアウトされるだろう」と結論付けている。

 さらに井上についても「ボクシングのパウンド・フォー・パウンドの最高峰の1人であり、誰よりも強い打撃を持つ3階級制覇のチャンピオンである」と称えながら「この試合でもKOが期待できそうだが、果たしてどの程度のスピードでKOできるのか?3ラウンドを想定しているが、これはかなり気前がいいかもしれない」と見込みを述べた。

 同メディアは他にもバトラーを「圧倒的なアンダードッグ」とも称している。王者同士の戦いとはいえ、一方的と報じている予想の通り、大きな実力差が現れる結果となるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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