ABEJA、JAXAより委託を受け、宇宙船内で利用可能な音声認識システムを構築

2025年5月20日(火)17時17分 PR TIMES

 
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 人とAIの協調により「ゆたかな世界を、実装する」株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役CEO:岡田 陽介、以下「ABEJA」)は、このたび、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(本社:東京都調布市、理事長:山川 宏、以下「JAXA」)より委託を受け、宇宙飛行士の作業効率の向上を目的に、JAXAが開発した国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟内に搭載された自律飛行型カメラロボットの最新モデルInternal Ball Camera2(以下「Int-Ball2」)において、音声で操作できる音声認識システムを構築し、基幹技術の実現可能性を実証しました。

 ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIをはじめとする最先端技術による運用が人とAIの協調により実現可能です。ABEJAは、2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、顧客企業からの信頼のもと、数多くの導入を進めることで「テクノロジーの力で産業構造を変革する」ミッションに取り組んでいます。また、「イノベーションで世界を変える」ビジョンに基づき、2012年からディープラーニング、2018年からLLM、2019年から量子コンピューティングなどの前衛的研究開発を積極的に行っており、研究開発成果を順次ABEJA Platformに搭載することで、社会実装に貢献してまいります。

 JAXAは、現在、Int-Ball2の機能向上を図るべく、研究開発を推進しています。Int-Ball2は宇宙飛行士の撮影作業を支援する船内ドローンであり、カメラロボットとしての利用の他、各種プログラムを「きぼう」日本実験棟内で実行するプラットフォーム機能を備えています。
 現在使用されているInt-Ball2は、地上からの通信を用いた遠隔操作を想定して設計されていますが、JAXAは、通信の途絶や遅延による影響を受けずに作業効率を向上させるため、宇宙船内のエッジデバイスで宇宙飛行士自らがハンズフリーで操作できるシステムの構築を検討しています。
 宇宙船内は狭小空間であることに加えファンやエアコンなどの騒音源も多く、特殊でノイズも多い環境であるため、高精度な音声認識システムが必要となります。

 ABEJAは、JAXAより委託を受け、ABEJA Platform上の文字起こしやリアル対話、タスク抽出などの技術を組み合わせ、宇宙船内のシミュレーションの環境下で、宇宙飛行士がハンズフリーで即時にInt-Ball2を移動させられることを目的とした精度の高い音声認識システムを構築いたしました。 
ABEJAは、宇宙船内のシミュレーション環境下における当該音声認識システムの動作確認を、NVIDIAが提供するエッジ コンピューティングデバイスを用いて実証しております。
 また、当該音声認識システムの構築においてはHuman in the Loop(人とAIの協調)を用いております。これにより、Int-Ball2の移動コマンディングに使用される単語や専門用語、アクセントなどを効率的に認識でき、精度の向上、高速化、軽量化を実現いたしました。従来のシステムに比較して1/10のサイズとなっており、宇宙船内のエッジデバイスに実装することが可能です。

 ABEJAは、引き続き、ミッションクリティカル業務におけるABEJA Platformの開発・導入・運用を通して、産業構造の変革を推進します。


■ 株式会社ABEJAについて
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIをはじめとする最先端技術による運用が人とAIの協調により実現可能です。ABEJAは、2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、顧客企業からの信頼のもと、数多くの導入を進めることで「テクノロジーの力で産業構造を変革する」ミッションに取り組んでいます。

本 社:東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
設 立:2012年9月10日
代 表:代表取締役CEO 岡田 陽介
事 業:ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」
URL:https://abejainc.com

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